321話:家 ページ28
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全く不安を感じさせない運転
千冬は、どんどん流れていく景色を眺めて
心地よい風を感じながら、ふと思った
千冬(雪さんってこんな細かったんだな...
余裕で腕回るし背も小せぇ
チームの特攻隊長やってて、スゲェ喧嘩強くて
頼りがいあるから忘れがちだったけど
周りの野郎よりも小さくて細ぇんだよな...当たり前だけど
でも多分言ったら怒られるんだろうな...)
本人はそれなりに気にしてるみたいで
『160あるからチビじゃない
マイキーと2cmしか変わンねぇ』とよく言ってるが
東卍の中で、華奢で小柄なのに変わりはなかった
だから時折「白豹？チビネコの間違いだろ」だとか
喧嘩相手に揶揄われてるのを何度か目にした事があった
当然、その命知らずな馬鹿は最終的に
雪にボコボコにされた
雪に対して、「チビ」は禁句だと
東卍メンバーの中では常識だった
雪との体格差を実感しながら
そんな事を考えていれば、次第にバイクの速度が落ちて
ある家の前で停まった
エンジンを切って、雪が言う
『着いたよ』
千冬「此処って...」
『私の家
ホラ、手当てするから中入るよ
手ェ貸すから気を付けて降りナ』
千冬「は、はい...」
雪は自然に千冬の手を取ると
優しく手を引いてバイクから降ろす
そしてそのまま肩を貸して玄関へ向った
この時千冬は、雪の羽織っている白い上着が
自分の血で汚れているのに気付いて距離を取ろうとした
千冬「雪さん、オレ、もう平気っスから...
これ以上雪さんの服汚すわけにいかないんで
後は自分で＿＿＿」
『あ？ンなの洗濯すればいい話だし、慣れっこだワ』
千冬「な、慣れっこ？」
『そ、血ィ付いた服洗うの昔っからしてたから慣れてンだよ
兄さんが不良だった時、よく喧嘩して返り血付けて
帰って来てたからナ
今じゃ、自分も同じコトしてるし
やっぱ兄妹ってこういうトコ似るンだナ』
千冬「はは...兄妹揃って不良なのスゲェっすね」
『スゲェのは兄さんだよ
私の憧れで原点だから』
なんて、雪は笑う
兄の話をした途端、心底楽しそうに笑って話すから
本当に大好きなんだなと千冬は思った
こんな感じで軽く話をしながら家の中に入れば
リビングに行き、雪は千冬をソファに座らせて
道具を取りに行った
千冬「何気初めてだな、雪さんの家来んの」
雪を待っている間、何となく落ち着かなくて
周りを見渡していた
すると、ある写真が目に留まった
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来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 更新頑張って下さい！ (11月24日 21時) (
レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 了解！あ、東リベのも更新しこないとまだ原作前だぁ (11月24日 20時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» おー！是非夢主を守る側に回って下さい！ (11月24日 19時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 自分なら一緒行って戦うかなぁ (11月24日 8時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 夢主は喧嘩強い筈なのに華奢な女の子という事もあって周りがよく過保護になっちゃうんですよねぇ...夢主を守りたい派と守られたい派が存在してます (11月24日 6時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2023年7月22日 18時
