319話:片割れ3 ページ26
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半間の姿が消えたのと同時にガシャーンッと
何かがぶつかり崩れる音が響いた
皆がその音のした方を見れば、半間が倒れていた
雪が半間を蹴り飛ばしたのだった
全員がその光景を見て、言葉を失った
何せ160cmの女が192cmの男を軽く数m蹴り飛ばしたのだ
「ありえねぇだろ」と誰もがドン引きしたのと同時に
雪の強さを実感した
半間自身も、咄嗟に腕でガードしたものの
あんな華奢な肩をした雪が自分を蹴り飛ばした事が
信じられないようで「何処からあんな力出るんだ？」と
何とも言えない顔をしていた
武道は思う「この人絶対死なないだろ！！
寧ろ返り討ちにするだろ！！」と
雪は蹴り飛ばした半間をつまらなそうに眺めてから
千冬に肩を貸して外へ向かおうとする
その時、周りの芭流覇羅メンバーに目を向けて
牽制するように言う
『あンま焦ンなよ、どうせ抗争でヤり合うンだからサ
それでも私らをどうにかしたいってなら
死にたい奴からかかってこい
全員再起不能にしてやる
ウチの後輩達には指1本触れさせねェから』
武道「雪さん...」
千冬「...」
すっかりスイッチの入った雪の威圧感に圧されて
文句を言える者は誰一人として居なかった
雪達がアジトから出て行った後
半間は起き上がって一虎の近くに行った
半間「いってぇ...骨逝ったかと思ったわ
コレ暫く腫れるなぁ
つーかオマエの片割れ凶暴過ぎじゃね？」
一虎「...」
半間「そんなに白豹チャンに振られたのショックか〜？」
一虎「なんで...オレじゃなくアイツらに構うんだよ...
可笑しいだろ...」
半間「あ、思ったより重症？」
雪達が出てったドアの方を見たまま
虚ろな目をして、ブツブツと呟く一虎
一虎「全部東卍の...マイキーのせいだ
オレから雪を奪いやがって...ゼッテェ許さねぇ
マイキーを殺して...雪を取り戻す」
半間「...ひゃは♡面白いぐれぇ狂ってんなぁ
片割れってだけでそこまでするか？
もしかして惚れてんのかぁ？」
一虎「......」
一虎は半間の問に答えずアジトの奥へ消えていった
雪に言われた言葉を思い出して
髪をグシャグシャと掻き乱して呟く
一虎「どのツラ下げて戻ればいいんだっつーの...ｯ！！」
作者から
一虎や半間との絡み書くの楽しかったです
不安定な一虎書くのも楽しかった
次は千冬と絡めていきます！
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来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 更新頑張って下さい！ (11月24日 21時) (
レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 了解！あ、東リベのも更新しこないとまだ原作前だぁ (11月24日 20時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» おー！是非夢主を守る側に回って下さい！ (11月24日 19時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 自分なら一緒行って戦うかなぁ (11月24日 8時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 夢主は喧嘩強い筈なのに華奢な女の子という事もあって周りがよく過保護になっちゃうんですよねぇ...夢主を守りたい派と守られたい派が存在してます (11月24日 6時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2023年7月22日 18時
