番外編:最愛を失った日 ページ21
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唐突だけど今日って真一郎の命日だよな？？
と思った末に思い付いた、原作通りの8月13日の話を
書いてく！！(自己満)
作者大好きなシリアスです！
8月13日の朝
雪は朝早くから起きて何か準備をしていた
一通り準備が終わって、“あの日”以来ずっと吸っている
煙草に火をつけて吸いながら出て行こうとした所で
ワカが雪に声をかけた
若狭「雪、何処行くンだ？」
『真一郎君のとこ
先に行ってるワ』
若狭「...今年は大丈夫か？」
『ハハ、あれからもう2年だよ
去年みたいに倒れたりしないって』
若狭「...」
何処か哀愁を感じさせる笑い方
それに何も言えなくなってしまうワカ
去年の8月13日
その日、雪は真一郎の墓参りに行って
中々帰って来なかった
見つけた時には、雪は佐野家の墓の前で倒れていて
軽い熱中症になっていた
8月に入ってからこの期間は、酷く不安定になるから
心配しているのだが雪は平気だと笑う
雪を見送って その場に残った嗅ぎ慣れた煙草の匂いに
悔しそうな顔をするワカ
若狭「...こんなの、あんまりだろ...真ちゃん
雪、まだ真ちゃんの事好きなんだぞ、報われねぇだろ
真ちゃんは何も悪くねぇケド
簡単に死んでんじゃねーよ...馬鹿」
澄み渡る青空
照りつける太陽
セミの鳴く声が止まることなく響く
暑いのは嫌いなのに
この日だけは、「別にいいか」なんて思いながら
寂しげに笑う
雪は佐野家の墓の前に座ると
煙草に火をつけて、咥える方を墓石の方に向けて置いた
『ハイ、ドーゾ
ちゃんと持ってきてあげたよ』
なんて言いながら、もう1本出して火をつけて吸い始めた
煙草の煙が線香の煙と交ざり合い、揺らめいて消えるのを
ボーッと見ながら呟く
『...なんか最近、吸う本数増えちゃってサ...
真一郎君に会えるワケでもないのに、馬鹿だよネ
もしも真一郎君が生きてたら、怒ってくれた？
“何、未成年で煙草吸ってんだよ”って...
真一郎君が言うならすぐにでもやめるよ？
ねぇ、何か言ってよ...』
勿論、答えなんて返ってくる筈がない事は
最初っから分かっていた
それでも、もうこの世に居ない真一郎に
健気に話しかける雪
『そういえば東卍もだいぶ大きくなって来て
マイキーも総長として成長したし大きくなったよ
相変わらず子供っぽいトコはあるけどネ
未だにお子様ランチの旗立ってないと騒ぐし
食べたらすぐ寝ちゃうし...』
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来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 更新頑張って下さい！ (11月24日 21時) (
レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 了解！あ、東リベのも更新しこないとまだ原作前だぁ (11月24日 20時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» おー！是非夢主を守る側に回って下さい！ (11月24日 19時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 来羅さん» 自分なら一緒行って戦うかなぁ (11月24日 8時) (レス) id: d20e4b43d8 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜さん» 夢主は喧嘩強い筈なのに華奢な女の子という事もあって周りがよく過保護になっちゃうんですよねぇ...夢主を守りたい派と守られたい派が存在してます (11月24日 6時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2023年7月22日 18時
