東卍の白豹Part7

314話:No.3 ページ19

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山岸「そしてその半間が元愛美愛主と反東卍勢力を
まとめて作ったチームが芭流覇羅
今や芭流覇の構成員は300人！」

武道「300人... ！？
しかも半間が芭流覇羅のトップ！？」



山岸「半間は“総長代理”
本当の総長は誰も知らない
“首の無い天使”、芭流覇羅はそう呼ばれている

元愛美愛主をまとめたのがNo.2の半間...
その他の反東卍勢力をまとめたのが
No.3の羽宮一虎だ


本当かどうかはわからねぇけど
“白豹”と深い関わりがあるって噂だ
互いを“片割れ”だと言っていて
姉貴は“虎の片割れ”
羽宮一虎は“豹の片割れ”の異名を持ってるらしい...」



武道「“片割れ”？」





その時だった

ガラッと教室のドアが開き、そこにはある人物が立っていた
左耳に鈴のピアス、首に彫られた虎のタトゥーが
とても印象的だった


その人物は、先程話していた羽宮一虎だった




一虎「あれ？...もしかして、もー学校って終わってる？」

武道「...」

マコト「なんだテメー？見ねぇカオだな」

一虎「いきなりタメ口って！一応同中の先輩なんだけど」

マコト「は？」




そこで山岸が、一虎の首にある虎のタトゥーに気付いて
表情を変えた


山岸「やめろマコト！！」

マコト「あ？なんだよ山岸」

一虎「ねぇねぇ、花垣武道って知ってる？」


山岸「タ...タ...タケミチ、出た！！！
この人が芭流覇羅のNo.3、羽宮一虎だ！！！」





すると、一虎は武道に近付くと笑顔を浮かべ抱き着いて言う



一虎「わー！！うれしー！！オマエ、タケミチだろ！？
同中の1コ下に東卍のヤツが居るなんて！！
よし！タケミチ！！」

武道「え？」


一虎「芭流覇羅のアジト行くぞ！！」

武道「へ？芭流覇羅？」





そうして、武道は一虎に連れて行かれてしまった

武道が一虎に連れて行かれたのを見ていた4人が言う




山岸「こ、コレまずくね？」

マコト「連れてかれちまったな...」

タクヤ「ど、どうする？」

千堂「どうするって...オレらじゃどうにも＿＿＿
そうだ、あの人に連絡すれば何とか...」




タクヤ「あの人って？」

千堂「雪さんだよ」


山岸/マコト「「は？」」





アッくんがそう言ってケータイを取り出した時だった

山岸とマコトが表情を変えて詰め寄って肩を掴んだかと思えば
思いっきり揺さぶった



山岸「オマエいつ姉貴の番号ゲットした！？
東卍の特攻隊長であり白豹の今牛雪の番号
持ってるとかレア過ぎるぞ！！
前世でどれだけ徳積んだんだ！？」

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