東卍の白豹Part6

259話:見舞い ページ9

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雪の返答に、ドラケンは真一郎が雪に
かなり執着してるのを知っているので
「飽きられるとかそれこそありえねぇだろ」と呆れたように
返した


そんな会話をしている内に、気付けば武道の家に着いた

友達の家に遊びに来たかの様に慣れた様子で
2人は家の中に入ると、2階から人の声がしたので
階段を登ってそちらへ向かった




ある部屋の前まで行くと、その中から話が聞こえてきた


山岸「大体マイキー君とドラケン君が
モメるワケなくない？」

『......』



その言葉に、ドラケンが反応してドアを開けて言った





龍宮寺「誰と誰がモメるワケねぇって？」

全員「「ド、ドラケン君！？」」



龍宮寺「見舞いにきたぞー、タケミっち」

『私も居るよー』

武道「雪さんまで！？」



龍宮寺「暑っちーなこの部屋
ヤローばっか居るからか？」

『喜べ男子共、女子が来てやったぞー
ありがたく思えよナ』





ここぞとばかりにニヤリと笑って雪は揶揄う様に言うと
山岸とマコトがピシッと固まった



山岸/マコト「「え、えっちなお姉さん...？」」

千堂「ばっ、何言ってんだオマエら！！シバかれんぞ！！」

武道「ほぼ初対面でそれは無いだろオマエら！
確かに色っぽい年上のお姉さんだけど！！」

タクヤ「アっくん以外アウトだな...
雪さんごめんなさい」



『ん〜？別にいいケド
オマエらそンなに年上のお姉さんが好みなワケ？
じゃあトクベツに咥えてやろっか？小僧共♡』




雪は面白いと言わんばかりに目を細めて笑うと
挑発するような顔と声でそう言った

そして親指と人差し指で輪っかを作ると
あー、と口を開いて、べぇっと舌を出した


するとそれを見た、溝中5人が一斉に顔を真っ赤にして
フリーズした




それを見ていたドラケンは呆れたような顔をして
雪の頭にチョップをした




『あだっ！？』

龍宮寺「年下のガキ誑かして遊んでんじゃねーよ...
真一郎君にバレても知らねぇかんな」


『冗談だっての...ちょっとからかっただけじゃん
マジになるなって...
そもそも顎疲れるし喉奥まで突っ込まれンの苦しいし
真一郎以外の咥えるとかマジで無理、私ビッチじゃねーし
あ、真一郎に絶対言うなよ？
絶対ブチキレるだろうから』

龍宮寺「じゃあ最初っからやるなよ...」

『あまりにも反応が面白いからついつい
だから揶揄うのやめれねーンだワ』





べっ、と雪が舌を出すと
またドラケンからチョップを喰らわされたのだった

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