285話:解散 ページ36
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三ツ谷「そういやマイキーは？」
場地「あっち」
場地が指差す方を見れば
マイキーと半間が向き合っていた
するとそこに、バイクに乗った男が近付いて来た
「半間さん、そろそろ」
半間「おう」
それに返事をすると、マイキーに向かって言った
半間「マイキー！！！
もうすぐ関東最凶の暴走族連合が誕生する！！
“芭流覇羅”だ！！！
オレは“芭流覇羅”初代
覚えておけマイキー
この先“東卍”に平和はねぇぞ」
そう宣言して、半間はこの場から去った
それからマイキーもすぐにバイクに乗って
この場から消えた
行き先は1つしかない、病院だ
ドラケンが刺されたから＿＿＿＿
残された東卍メンバーが「これからどうする？」と
ザワついていると
バイクの排気音が聞こえて来た
聞き覚えのあるその音で
皆はマイキーが戻ってきたのかと思った
だが雪だけは違った
同じバブの音だが、その僅かな違いに気付いていた
自分の周りでバブに乗っている人はマイキーの他に
1人しか居なかった
程なくして、この駐車場にある人物が入って来た
「誰だ？」とザワついてる中
雪は思わず駆け出して側に行った
『真一郎...！！』
真一郎「雪！！大丈夫か！？」
『...ｯ』
真一郎「どうした、何があった？」
今にも泣き出しそうな顔をした雪を見た真一郎は
バイクから降りて雪の頬に手を添えると
自分の方を見させた
その大きな手に安心感を覚えた雪は
真一郎に縋るようにして言う
『堅が...ｯ堅が刺されて...！！』
真一郎「...！！ケンが？
わかった、今すぐ病院行くぞ
1番近くなら...飛ばせば10分しねぇで着く
後ろ乗れ、雪」
『...わかった』
雪は真一郎の後ろに乗ると
残った東卍メンバーを見て指示をする
1度、深呼吸をして気持ちを落ち着かせる
真一郎の前で見せた弱い所をメンバー達には
見せないように言った
『オマエら！！私はこれから病院に向かう！！
後は各隊長の指揮下に入って動け！！』
雪が言い終えると真一郎はバイクを走らせた
後ろから名前を呼ばれるがもう止まれなかった
残された東卍メンバーは呆気に取られて言う
場地「人任せな奴...」
武藤「マイキーにドラケン、その次に雪が居なきゃ
オレらが次級者だけどな」
三ツ谷「任せるとか半端な事言ってンじゃねぇよ
オレらも総長達についてくに決まってんだろ」
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来羅(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» 夢主を失ってだいぶ病んでおりますね...東卍側も創設メンバーを中心に病んでます...特にマイキーは他と比にならないぐらい病んでます (7月22日 6時) (
レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 来羅さん» 真一郎さん達、ヤバイぐらいに黒くなってる…マイキー達もそりゃつらいですよね…敵対してるのもだけど、夢主を大事な人達ですし (7月21日 19時) (レス) @page49 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» 話書いてたらおもってたよりも長くなりました...タケミっちが過去へ戻るのは続編入ってからですね！ (7月21日 7時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 来羅さん» シリアスは毎回苦手やぁ…はよ、過去に戻っていってやって (7月20日 23時) (レス) @page47 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» 2人共夢主を失って絶望し、全てを捨ててそっちの世界に行っちゃいましたね...夢主を失ったのはかなりの損失でした...次回更新する話で真一郎とワカ登場します...救いがないシリアスです (7月20日 21時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2023年6月5日 20時
