東卍の白豹Part6

280話:総長登場 ページ31

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東卍メンバーならよく聞いているバイクの排気音に
ドラケン達は笑みを浮かべる



龍宮寺「やっと来た」

三ツ谷「この排気音」


龍宮寺「マイキーの“CB250T(バブ)”だ」

『総長のお出ましだ』




そう言ってすぐの事だった
マイキーがバイクを走らせて登場した

バイクを停めると、武道達の近くへ歩いてきた



武道「マイキー君！！
(よかった、これでペーやんも止まる！)」

林「マイキー...！！」





マイキーは周りを見渡して状況を把握する


怪我をしているドラケン
その周りにいる武道達

それと対立するように立っている、ペーと愛美愛主のメンバー



万次郎「なるほどね
オレを別のトコ呼び出したのはケンチン襲う為ね
で、オレのせいにして“東卍”真っ二つに割っちまおう、と」

林「オレはただパーちんを！！」


万次郎「これはオマエのやり方じゃねぇ！
誰にそそのかされた(・・・・・・・・・)？」



『...』

武道(マイキー君も雪さんと似たこと言ってる...
ペーやんを操ってる黒幕が居るってことか？)




＿＿＿全部“アイツ”の策略だったんだ

＿＿＿“誰か”が東卍の内部抗争を企んでる



武道(もしかしてキヨマサ君も？)






武道が考えを張り巡らせていた時だった

また1人、違う人物がこの場に登場した



「へー意外、マイキーってアタマもキレるんだね
だりぃ」


武道(...なんだ？コイツ)

万次郎「...誰？」



すると雪はその人物の手に彫られた刺青を見て言う



『両手に罪と罰の刺青...歌舞伎町の“死神”か』

「へー、オレの事知ってんだ」

『名が売れてたり有名な奴は目ェつけてるからナ
で？“死神”が私らに何の用だよ
生憎、部外者の相手してあげれる程暇じゃねェンだワ
怪我したくなきゃさっさと大人しく帰りナ』


「おいおい、勝手に部外者扱いすんなよ白豹チャン
一応今“仮”で愛美愛主仕切ってる半間だ」

『！！』



長内が刺されて...総長が居なくなった時点で
既に次のアタマが控えてたのかと雪が気付く

マイキーが半間の前へ出る



万次郎「オマエが裏でネチネチしてるキモ男？」

半間「面倒クセェなぁ、マイキーちゃ...」



するとマイキーは言い終わるのを待たずに
ヘラヘラ笑っている半間にお得意の蹴りを繰り出した

だが＿＿＿＿



半間は左腕でマイキーの蹴りをガードし、止めた




マイキーの蹴りに反応してガードするなんて
そうそう出来ることじゃなかった

だから雪達は驚いた顔をした

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