276話:共同2 ページ26
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慣れない浴衣で得意の足技を繰り出せない事に気付いて
また、下駄を履いて派手に動き回るのも
無駄に体力を消耗してしまうと気付いて
普段より動きが制限されてしまった
だから、いつもだったら余り使わない手を使って喧嘩をした
此処で1つ勘違いしてはいけない
雪は足技が使えなかったら弱体化する＿＿＿
なんて事はないのだ
確かに足と比べたら拳は余り使っていないし
雪の腕は男に比べればかなり細い
だが、決して弱くはない
ジムで兄やベンケイに散々鍛えられて来たのだ
並の不良相手にやられることはない
寧ろ余裕で倒せる程だ
『地面にめり込ンどけ雑魚が！！』
「がっ...！？」
勢いに体重をかけて、重い拳を相手の顔面に繰り出し
そのまま地面へ倒す
相手を倒して、次に移ろうと体勢を変えた時だった
ズキッ＿＿＿＿と足に痛みが走って顔を顰めた
チラッと足を見てみれば、慣れない下駄で動き回ったせいか
靴擦れを起こして血が滲んでいた
それに一瞬だけ気を取られていた時だった
視界の端で相手がバットを振りかぶったのを捉えた
『ｯ！！(やば...後ろに居たのかっ、くそ、躱せな＿＿＿)』
慣れない浴衣と下駄で勝手が効かずに、思うように動けず
振り下ろされたバッドが当たると覚悟して
腕でガードをしようとしたその時
その男を真一郎が殴り飛ばした
一瞬、フリーズしてしまった
『ハ...？』
真一郎「オイ、誰の女殴ろうとしたんだコラ
オレの女に手ェ出すなんざ100年早ェんだよ
つーか餓鬼の喧嘩で武器使うんじゃねーよアホ」
『＿＿＿＿っ！！』
久々に見た“不良”の顔をした真一郎にそんな事を言われて
思わずキュンとしてしまった雪
我ながら単純過ぎだと思いつつ
残りの奴らを殴り倒して行った
“余韻にぐらい浸らせろボケ”との事だった
ついつい忘れがちだったが
日本一のチームの総長をしていた男が弱い筈がないのだ
周りから喧嘩が弱いと言われて来たが、雪は知ってる
“弱い者イジメになる”とか言って
自分より強い奴としか喧嘩をして来なかったから＿＿＿＿
そうして、雪と真一郎によって
10人近く居た相手はボコボコにされ、倒された
一段落ついて、先程の気迫が嘘かのように
真一郎が雪の元に駆け寄って
心配そうに雪の頬等をペタペタ触って
「大丈夫だったか！？」と言って来る
『こういうとこ、ズルイよナ』と笑みを浮かべた雪
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来羅(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» 夢主を失ってだいぶ病んでおりますね...東卍側も創設メンバーを中心に病んでます...特にマイキーは他と比にならないぐらい病んでます (7月22日 6時) (
レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 来羅さん» 真一郎さん達、ヤバイぐらいに黒くなってる…マイキー達もそりゃつらいですよね…敵対してるのもだけど、夢主を大事な人達ですし (7月21日 19時) (レス) @page49 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» 話書いてたらおもってたよりも長くなりました...タケミっちが過去へ戻るのは続編入ってからですね！ (7月21日 7時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 来羅さん» シリアスは毎回苦手やぁ…はよ、過去に戻っていってやって (7月20日 23時) (レス) @page47 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» 2人共夢主を失って絶望し、全てを捨ててそっちの世界に行っちゃいましたね...夢主を失ったのはかなりの損失でした...次回更新する話で真一郎とワカ登場します...救いがないシリアスです (7月20日 21時) (レス) id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2023年6月5日 20時
