東卍の白豹

48話:2人との出会い ページ49

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季節は過ぎていき

雪が中3、マイキー達が中1になった頃だった




『は...？負かしたのに何度も勝負仕掛けてくる奴が居る？
まじで言ってる？』

万次郎「マジ、ちなみに“白豹”も探してる
1度手合わせしてぇって」

龍宮寺「すげぇんだぜ、アイツ
負けたのに何度も勝負しにきてさ、バカそうだけど」




雪は“気まぐれ”が発動したのかニヤリと笑った



『ふぅん、面白そ
じゃあ今日サボるワ、そっちのガッコー行く』

万次郎「お、いいね
休み時間オレの相手しろな？」

龍宮寺「この前もサボってたろユキ...
受験控えてんだからちゃんと行けよ」

『堅は真面目ダナ、大丈夫だっての
授業数はちゃんと稼いでるしテストも大体60点以上
取ってるからナ』





なんて言いながらマイキーが通う学校へ向かった

そして、休み時間になって＿＿＿




「佐野万次郎！！勝負しろ！！」


『...アイツ？』

龍宮寺「そう」



万次郎「またかよ...メンドクセェな
もう諦めろよ...」

「今度はオレが勝つ！！」






その後、万次郎に勝負を挑んだ男の子は
勝負に負けて、倒れた

そこに雪が近付いた



『大丈夫？派手にやられたねぇ』

「誰だ...テメェ」


『“白豹”もしくは“雪豹”って言えば、わかるかナ？』

「！！」





男の子はボロボロの筈なのに雪の言葉に
勢いよく飛び起きた


「オレとっ勝負しろ！！」

『あは、そンなボロボロの状態で挑むつもり？
もしかして女だからってナメてる？
言っとくけどマイキーが中学上がる迄は
勝ってたぐらい強いンだけどなァ？
ちょ〜っと痛い目、見せてるよ』



その様子を、万次郎は
「オレが小学の時負けてたとか言うんじゃねぇよ」と
不満気に言って

ドラケンは「マイキーに勝ってたとかバケモンか」とか
言ってたとか




ちなみに雪はその男の子を瞬殺した








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それから数日後



マイキーの所に遊びに行ったら
場地と見覚えのない男の子がいた


『よっ、圭介来てたのか』

場地「おう！そうだ紹介するよ
コイツ、羽宮一虎
一虎！コイツがいつも話してる雪」



『虎...？』

一虎「コイツが、“白豹”？！
女じゃん！！つーかウチの制服じゃねぇか！」





一虎は驚いた顔で雪を見ていた

そんな一虎を気にせず雪は何かを思いついたのか＿＿＿


『虎...虎ね、よし！一虎』

一虎「な、なんだよ...」





『今日から私の片割れナ！』

一虎「は？」

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