【ツイステ】咬魚達の恋物語2 (ページ10)

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アリアは2人を見ると、何も言わずに目を瞑って
こくりと頷いた

肯定だと受け取った2人はマジカルペンを構え
アリアの怪我を魔法で治した

そのお陰で痛みやふらつきもなくなった

『ありがとう、エース君、デュース君』

デュース「これぐらい当然のことだ、お礼はいい」

エース「はぁ...それにしてもアリア強ぇじゃん
あんな強ぇ魔法使えんなら
もったい振らずにさっさとやって欲しかったわ」

『貴方に抱えられて使いたくても使えなかったんだけど？
最初は貴方に邪魔されたし』

エース「オレだって焦ってたんだよ！
アリア走んのおっせーから逃げ遅れたのかと思ってさぁ」

『...』

アリアはニッコリと笑うとその場に立ち上がった

そして、思いっきりエースの足を踏み付けた

エース「いっでぇ...っ！！」

『あら、ごめんなさい
足が勝手に...これじゃあ泳ぐのは難しいでしょうね』

エース「は？泳ぐ？走るじゃなくて？」

『あ、ついつい癖で』

ユウ「？」

グリム「コイツら、さっきから喧嘩ばっかなんだゾ」

エース「ってかもう諦めて帰ろーよ
あんなんと戦うなら退学でいいじゃん、もう」

デュース「なっ！？ざっけんな！
退学になるくらいだったら死んだ方がマシだ！
魔法石が目の前にあるのに、諦めて帰れるかよ！」

エース「はっ、オレより魔法ヘタクソなくせに何言ってんだか
第一、状況を考えれば無理だって餓鬼でもわかるっしょ
行くなら勝手に行けよ、オレはやーめた」

デュース「あぁそうかよ！
なら腰抜け野郎はそこでガタガタ震えてろ！」

エース「はぁ〜〜〜？腰抜け？
誰に向かって言ってんの？
女の子助けながら逃げるぐらいの度胸ある男ですが〜〜？」

『何のマウントよ』

グリム「な、なぁ...デュース
オマエなんかキャラ変わってる気がするんだゾ？」

デュース「...ハッ！ご、ごほん！
悪い、少し取り乱した」

ユウ「(あぁ、デュースもアリアちゃんと同じで
キレると口悪くなってガラ悪くなるタイプか
私結構好きだよ、そういうキャラ)

それにしてもどうしようか...
魔法でなんとかならないの？」

案外、平常運転のユウ

グリム「オマエら、バーンとド派手な魔法とか
使えねーのか？」

『派手かどうかは知らないけど...実践に関しては
自信あるけど』

デュース「大がかりな魔法や複雑な魔法の使用には
訓練が要る」

エース「だから魔法学校があるんだけどね」