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エースとアリアが言い争うのを止めたのを見た
デュースが言う
デュース「闇の鏡よ！僕たちをドワーフ鉱山へ導きたまえ！」
その言葉に答えるように闇の鏡が光った
その眩しさに目を瞑って次に目を開けた時には＿＿＿＿
ドワーフ鉱山がある薄暗い森の中に居た
デュース「ここがドワーフ鉱山...
一昔前は魔法石の採掘で栄えたらしいが...」
グリム「うぅ...何か出そうなんだゾ...」
『森って、こんなに暗いのね
何処もかしこも同じに見える、迷いそう...』
ユウ(アリアちゃんって都会育ちで
森とか入った事がなかったのかな？)
エース「あ、奥の方に家がある
話聞きにいってみよーぜ」
エースの提案で、近くの家に行ってみた
デュース「こんばんは......って空き家か、荒れ放題だ」
『今の時間で明かりがついてない時点でね...
それに全く人の気配を感じない
沈没船みたい』
デュース「沈没船？例えが面白いな」
グリム「ぶわっ！顔に蜘蛛の巣が...ぺぺっ！」
エース「なんか机とか椅子とか全部小さくねえ？
子ども用かな？いち、に...7人！多っ！」
『これ、子どもじゃなくてドワーフ族じゃないかしら？
鉱山の名前にもなってるぐらいだし』
エース「ドワーフ？あー確かにそんな感じもするな」
デュース「どっちにしろ、鉱山が栄えていた頃は
さぞ賑やかな家だったんだろうな」
エース「ここでこうしててもしゃーない
魔法石があるとすれば炭鉱の中だよね
取り敢えず行ってみよーぜ」
そうして皆で鉱山の入口へと向かった
実際に行ってみると、道を照らす明かりも一切なくて
真っ暗な状態だった
グリム「こ、この真っ暗な中に入るのか！？」
エース「ビビってんのかよ、だっせー」
グリム「な、なぬっ！？ビ、ビビってなんかねーんだゾ！
オレ様が隊長だ！オマエらついてくるんだゾ！」
そう言って、グリムを先頭に男子は鉱山の中へ入っていった
その後ろ姿を見ていたアリアが呆れた顔でため息をつく
『はぁ...ほんと男の子って...』
ユウ「まあまあ...何事もカッコつけたいお年頃だから
大目に見てやってよ
余計、女の子の前ではカッコつけたくなるんだよ」
『ふぅん、そうなの？可愛い所もあるのね』
ユウ(カッコつけてんのに可愛いって言われてるよ！
あーほんと思った以上に私の好み過ぎる)
そうしてアリア達も男子達の後を追って
鉱山の内部に入っていった
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作者名：来羅 | 作成日時：2022年1月27日 11時
