【ツイステ】咬魚達の恋物語2 (ページ4)

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不本意トラベルページ4

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女の子を泣かせてしまったと知り
流石に申し訳なさそうにする2人

ユウ「はいはい、皆決まってそう言うんだよ」

『可哀想な事に、退学対象にされてしまったんです
“無実”なのにこんなのあんまりじゃないですか？
私、悲しくて泣いちゃいます、しくしく』

エース「それは嘘泣きだろ！！」

わざとらしい泣き真似をすると
すかさずツッコミが入った

アリアは拗ねた子供の様な顔をすると
ぬいぐるみのようにグリムを抱き締めた

グリム「ふな"ぁっっ！？絞まってるんたゾ！？」

『アザラシちゃん手触りいいねぇ
ちょっとサイズ大きいのが難点だけど...
もう少し小さくならないかしら？』

グリム「オレ様はアザラシじゃねぇんだゾ！！」

『じゃあ猫ちゃん？』

グリム「猫でもないんだゾ！！」

ユウ「...アリアちゃん、コイツらどうする？」

アリアはグリムを離すと、エースとデュースを見て言う

『そうね、じゃあ有罪な君達が率先して
魔法石を探して下さい。これでチャラです』

エース「はぁ！？」

デュース「それは勿論！！元はと言えば僕達が原因なんだ」

エース「いやいや、確かにそれはそうだけどさ！
オレ達クラスメートじゃん？手伝ってくれよー！！
人数の数だけ効率も良くなるだろうし！」

アリアはわざとらしく作り笑いをして言った

『クラスメートなんて教室から出てしまえば赤の他人
イコール“友達”じゃないの、お分かり？
ましてや、私達そんな関わりもないでしょ？
私はね、赤の他人に手を貸す程お人好しじゃないの』

エース「なんっだよそれ
巻き込んじまったのは悪いと思ってっけど
そんなに怒んなくてもいいんじゃねぇの？」

『じゃあ聞くけど、もし貴方が逆に私の立場だったら
どうするのよ、納得出来ないでしょ？
一緒に行くだけでも有り難いと思いなさい
流石に時間が迫ったりモンスターとかが出たら
手は貸してあげるから』

エース「偉っそうに上から目線で話すのやめろよ」

デュース「そろそろ止めないか！
こんな所で喧嘩してる場合じゃないんだ！！行くぞ！」

この状況でも尚、ユウは平常運転だった

ユウ(あ、コレってもしや怒ってるだけじゃなく
あまり関わらないようにしてる感じか？
これは...っ！！過去に何かあったパターンでは？
今まで数多くのキャラを見てきた！
絶対アリアちゃんも何か抱えてるタイプだ！！)

グリム「コイツ、さっきからなんか変なんだゾ...」