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エースは悪戯な顔をして言う
エース「いっつも落ち着いて余裕そうにしてるアリアの言葉
真っ向から否定してやりたくなったんだよね
証拠も揃ったことだし...
ってなわけで、赤の他人以上の＿＿＿
まずは仲のいいクラスメートとしてやっていこうぜ！」
デュース「何だそれ、意地悪な奴は嫌われるぞ」
エース「うるせー！男子校で女の子と仲良くなれるなんて
貴重な機会だぞ！女経験のないデュース君！
ちなみにオレはガールフレンド居たので
女経験ありますけどー！」
デュース「なんだとっ！？そんなマウント聞くとでも！？」
そんな茶番みたいな会話を聞きながら
いつもの余裕を少し崩すアリア
『協力とかダセェって言ってた人が何を言ってるの
何で私がクラスメートってだけの他人に仲良くする
義理があるの』
エース「あのさぁ、なんでそんなに他人にこだわるわけ？」
『...』
ギロッと睨まれたエースはため息をついた
エース「あーもう、じゃあいいや
アリアがなんと言おうとオレらは友達から始めるからな！」
『はぁ？話聞いてた？お馬鹿さん』
デュース「オレら！？というかワンランク上がってないか？」
さっきから何言っても通用しなさそうだった
アリアはこの強引で何言っても無駄な男子に呆れ返った
もう面倒になって適当に流すことにした
『あーもうっ、アンタ達はすぐに死ななそうだし
私が飽きるまで赤の他人以上ごっこに付き合ってあげるわ』
エース「うわ、何それ」
デュース「死ななそうって...」
『うるさい、これで満足でしょう！？
さっさと自分の寮に戻りなさい！！』
これ以上、お友達を作る気はなかった
なのにこいつらはズカズカと土足で踏み込んでくる
情が湧いたら終わりだ
上辺だけの付き合いをすればいい
それで、いいんだ
だって、失った時に悲しむのは自分なんだから
これ以上、大切なものはいらない＿＿＿＿
そんなことをしてる内に鏡舎に着いた
そこで完全に別れる
そう思ってたら
エース「アリア、なんかこっちスゲー睨んでる人
いるんたけど？」
デュース「どっちも身長高いな
それになんかアリアにすごく似てる...」
オクタヴィネル寮へ続く鏡の方を見ると
その鏡の前でジェイドとフロイドが待ち構えていた
しかも此方をすごく睨んでいる
『私の兄よ...
それじゃ、私はここで』
そう言って、2人と別れると
アリアは兄2人の元へ向かった
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作者名：来羅 | 作成日時：2022年1月27日 11時
