【ツイステ】咬魚達の恋物語2 (ページ21)

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妖精たちが夏を刺激する某レボリューションが
頭の中で流れて
無意識にポロッと言ってしまった

ハッとしたユウは他4人と距離が置かれているのに
気がついた

ユウ「え、何故そんな遠くに...？」

エース/デュース「なんか危険を感じたから？」

ユウ「そこでハモんないでよ
それとも何か？お前は元々マーメイドってか？
確かに人魚が歌ってたら僕もツッコむわ
それともコーラ振るか？」

グリム「コ、コイツ、何の話をしてるんだゾ...？」

『さ、さあ...？』

ユウ「台風の時に真似をしようとして
お母さんに止められたのはいい思い出です
ちなみにツイステッドワンダーランドでも
絶対流行ると思うんだけど布教OK？」

エース「よくわかんねぇけど馬鹿！！」

デュース「僕は全く話が見えないんだが...」

顔はいいのに中身が残念なのだユウは
なんやかんやでやっと落ち着いた

廊下を歩きながらエースが言う

エース「そーいやアリアって人魚だから水魔法得意なの？」

『急にどうしたの？』

デュース「あの時、水を自由自在に操つりながらの
攻撃は凄かったし綺麗だった、相当練習をしたのか？」

2人が行ってるのは鉱山でのことだろう

アリアは教えてもいいだろうと思い口を開く

『あれは私のユニーク魔法
“揺らめく瞳(スウェイ・ザ・ハート)”
水を操ることができるの』

デュース「ユニーク魔法！？すごいな！」

ユウ「何かを操る能力ってめっちゃ強いじゃん！
詠唱もカッコよかったし」

グリム「名前もかっけーんだゾ！」

『あははっ、そんな褒められるなんて思わなかったよ』

エース「海じゃ無敵じゃん！
そんで、いつから使えるようになったの？
キッカケとかあって開花した感じ？」

『＿＿＿＿＿』

エースの問いを聞くと、途端にアリアの顔から笑みが消えた
心做しか、瞳からも光が消えたような気さえした

全員が「この話はタブーだったか」と考えが一致した

エース「あ、ごめん！今のナシで＿＿＿」

『...13歳の時に、私の魔法は完成した
今日みたいに、死に瀕した時に初めて使ったの
海は意外と邪魔な奴が多くてね』

全員「...」

ユウ(これは...その時に何かあったパターンだな
何か、大事なものを失ったとか...)

一気に空気が気まずくなってしまった

するとアリアは先程の冷たい表情が嘘だったかのように
にこりと笑みを浮かべる