【ツイステ】咬魚達の恋物語2 (ページ3)

今日:9 hit、昨日:23 hit、合計:2,650 hit

✵ ページ3

✵

勿論ハンカチは綺麗に洗ってから返すから
と補足されてユウは言う

ユウ「ぼ、僕は当然の事をしたまででっ
感謝される程でもないよ
だからお礼はありがとうだけで十分だから...」

『あら、つれない
そんな事言わないでよユウちゃん
借りたものはキッチリ返す...これは常識よ？』

ユウがピシッと固まった

ユウ「ちゃ、ん...？」

『ふふっ女の子同士、仲良くしましょう？』

冷や汗をかいた

男装をしている上に、顔立ちや立ち振る舞いで
そう簡単にバレる筈がないと思っていた

ユウ(いつからバレて！？洞察力凄すぎない？
私、今までそこら辺の男子よりもカッコいいって
言われてきたぐらいの容姿で今回ガッツリ男装してるから
バレない自信あったんだけど...ｯ
エースとかデュース、他の男子にもバレてないのに！？
やばい、バレたら学園に居させて貰えなくなるとかっっ！？
あの学園長には一応女って言ってあるけど生徒にバレたらっ
今僕は運命を握られてる...
生殺与奪の権を推しに握られてるっ)

ユウはその場に勢いよく土下座をした

ユウ「僕が女だって事、他の人には内緒にして下さい

お願いします...」

『顔を上げて、私が無闇矢鱈に言い振らすように見える？』

ユウ「見えませんっ！！決して！！」

『じゃあそれでいいわね』

ユウ(アッ、顔がいい...)

いよいよ語彙力と思考力が低下してきた

『ほーんと...仕方ないなぁ
それじゃあ、やんちゃ坊や達の面倒を見に行かないとね
私達も大人しく鉱山へ行きますか』

ユウ(やんちゃ坊や達？面倒を見に行かないと？
エッ、やだ、人妻感......公式供給に殺された)

ユウの語彙力は死んだ

.

その後、意識を取り戻したグリムと共に
鏡の間へ向かった

すると鏡の前でエースとデュースが待っていた

エース「あー！やっと来たな！
遅いから先に行く所だったぜ」

それに対してユウは煽るように言う

ユウ「はぁ〜〜？こっちは君達の“せい”で巻き込まれて
退学なんて言われた“無実”のアリアちゃんを
慰めてたんですけどぉ〜？
女の子泣かせるなんて男の子としてどうなの？」

『こら、余計な事言わない』

ユウ「はい...」

デュース「えっ、泣い...っ！？す、すまない！！
まさかこんな事になるなんて思ってなくてっ」

エース「まさか泣くなんて思わねぇじゃん...」