反省ミラクル ページ17
✵
グリム「アイツが隠し持ってた飴ちゃんかもしれねーんだゾ
うう〜っ、我慢できない！
いただきまーす！」
グリムはそう言うと、一口でその真っ黒な石を
食べてしまった
ユウ「げっ、ホントに食べた！？」
『こら！そんなモノ食べちゃだめでしょう！？
ペッしなさい！ペッ』
エース「お母さんかよ...」
ユウ(やっぱりママ属性がっ！！)
グリム「う"っ...！」
デュース「おい、大丈夫か！？」
エース「あーあ、そんなモン拾い食いするから〜」
グリム「う...うううう...っ
うんまぁ〜〜〜〜い！！」
全員「ええっ！？」
グリム「まったりとしていてそれでいてコクがあり
香ばしさと甘さが舌の上で花開く...
まるでお口の中がお花畑なんだゾ！」
『なんか...すごい食レポ...
見た目はともかく味は美味しいみたいね』
エース「げーっ、やっぱモンスターって
オレたちとは味覚が違うの？」
デュース「かもしれないな、というか...
落ちている得体の知れないものを口に入れること自体は
殆どの人間はやらない」
『人魚もしないわよ...』
ユウ「本当に大丈夫かな...」
グリム「がっはっはっは！美味美味！
心配しなくてもオレ様はオマエたちと違って
そんなヤワな腹をしてねぇんだゾ」
エース「もー、後で腹下して泣いても知らねーからな」
デュース「＿＿＿さぁ、気を取り直して
この魔法石を学園長に届けに行こう！」
.
扉から学園の鏡の間に戻ってくると
そこに学園長が居たので魔法石を取ってきた旨を伝えた
学園長「エッ！？本当に魔法石を取りに
ドワーフ鉱山へ行ったんですか？」
全員「えっ？」
学園長「いやぁ...まさか本当に行くなんて...
しかも魔法石を持って帰ってくるなんて思っていませんでした
粛々と退学手続きを進めてしまっていましたよ」
『はぁ？今、なんて言いました？』
ユウ「アリアちゃん落ち着いてー！」
グリム「んがっ！なんて野郎なんだゾ！
オレ様たちがとんでもねーバケモノと戦ってる時に！」
学園長「バケモノ？」
エース「モンスターが出て来たんスよ
ほんと、めっちゃエグいわ強いわで大変だったんですけど!?」
学園長「詳しく話を聞かせて貰えますか？」
そうして、ユウ達は学園長に鉱山であった話をする為
学園長室へ連れて行かれた
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作者名：来羅 | 作成日時：2022年1月27日 11時
