【ツイステ】咬魚達の恋物語2 (ページ16)

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恥ずかしくなった2人が、その手を優しく振り払った

エース「ばっ、やめろってそーいうの！
恥ずかしいだろうが...っ！」

デュース「こ、こんなこと男子に気安くするものじゃ
ないんだぞ！」

『あら、ごめんなさい』

ユウ「大丈夫だよ、ただの照れ隠しだから」

エース/デュース「だああぁぁっお前なあああああっ！！」

ユウ「うっわ、怒んないでよ！！
魔法使おうとしないで！？」

グリム「何やってんだゾ...」

その光景を見ていたアリアが2人の名前を呼ぶ

『エース君！デュース君！』

デュース「なんだ？」

エース「もー、今度は何？またからかうつもり？」

するとアリアは手を出した

『勝利のハイタッチ、まだしてなかったから』

その言葉に2人はため息をついた

エース「はあ...仕方ねぇなー
アリアもカッコよかったぜ！」

デュース「ああ、力を貸してくれたお陰で勝つことができた
ありがとう！」

パンッといい音を鳴らしてハイタッチをした

『こちらこそ
それとユウ君』

ユウ「え、えっ！？僕！？」

急に名前を呼ばれて跳ね上がるユウ

『なぁ〜にエビみたいにビクッてしてんの
エビちゃんって呼ばれたい？』

ユウ「スゥッ＿＿＿私がエビです」

エース「え...真顔怖っ」

『どうして敬語なの...冗談よ
ユウ君、的確な指示をしてくれてありがとう
私もみんなもユウ君の指示があったから死なずに
今ここに居る。本当にありがとね』

ユウ「ひぇ...」

力なくハイタッチをした後に頭を撫でられ
ユウは意識が飛んだ

エース(こんの〜〜〜っタラシが！！)

『アザラシちゃんもカッコよかったよ
おつかれさま』

グリム「だからオレ様はアザラシじゃねーんだゾ！
オレ様がカッコいいのは当たり前なんだゾ！！」

『(可愛いって言ったら怒られるかしら？)』

グリム「ふな"っ！？いつまで撫でるつもりだ...っ！？」

『あともう少しだけ！』

ハイタッチをした後、アリアが満足するまで撫でられると
グリムは疲れたように言う

グリム「全く、いっぱい魔法を使ったから
腹が減ったんだゾ...
...ン？コレなんだ？」

グリムが、怪物が居た場所にあった真っ黒な石を拾った

デュース「魔法石...？いや、でもこんな石炭のように
真っ黒な石は見たことがない」

グリム「クンクン...なんだかコレ
すげーいい匂いがするんだゾ...」

エース「うそだあ！？」