【ツイステ】咬魚達の恋物語2 (ページ14)

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執着チェイスページ14

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必死に走って来た道を戻る

その後ろから絶えず怪物の叫び声と唸り声が聞こえる

ちらっと後ろを見ると＿＿＿

なんと、今迄とは比べ物にならない凄まじい速さで
追いかけて来ていた

エース「嘘だろ！？あんだけの重しと拘束を
押しのけて追っかけてきた！」

『くそっ、離れた分、力も弱まったか...っ！』

《ウウ...ウウウッ...！
イジ...カエセェエ......ッ！！》

走っても走ってもキリがない

人間は、無限に走り続けられない

どんどん息が上がり、スピードも遅くなっていく

扉まで、まだだいぶあるが＿＿＿＿
怪物がかなり迫ってきていた

デュース「くそ、このままじゃ追いつかれる...っ！」

するとそこでアリアが

『あ＿＿＿っ！！(やばい、転ぶ...っ)』

転んでしまった

走るのにも慣れていない、それに疲労も加わって
結果的にここで転んでしまった

しかし、陸に上がって2日も経たずに
此処までやったのだ

頑張った方だろう

そこでみんなの足が止まる

エース「嘘でしょーっ！？ここで転ぶ！？」

『いった、ぁ...ｯ！
も、もう尾鰭動かない...っ』

グリム「両膝擦りむいちゃってるんだゾ...
すごく痛そうなんだゾ...」

デュース「大丈夫か！？立てるか！？」

『っ、なんとか...』

こんな事をしてる間に、怪物がすぐそこにまで来ていた

ユウは怪物を見てから言う

　
ユウ「っ今なら大丈夫だ！
アリアちゃんの攻撃とさっきの足止めで、だいぶ弱ってる筈
こうなったらやるっきゃない！！」

エース「あーっ、もぉ！やったろーじゃん！
チビんじゃねーぞ、真面目クン！！」

デュース「お前こそ！」

グリム「オレ様の真の力、見せてやるんだゾ！」

『ふふ、なんか私だけ格好つかないけど
手を貸す約束だもんね

やさぁ〜しく絞めてあげる』

そこからは、これで最後だと言うように
一切の加減なしで、次々と魔法を繰り出す

グリム「オレ様の炎を喰らうんだゾ！！」

エース「おいデュース！足だけは引っ張んじゃねぇぞ！
リーフショット！！」

デュース「偉っそうに、誰に言ってんだエース
まぁ＿＿＿いっちょヤキ入れてやろうぜ！
ウォーターショット！！」

エース「出た、デュースのワル語録！」

『なんだかんだ仲良いじゃない
私も本気出さないとね

さぁ、母なる海に抱かれ、還りなさい＿＿＿
“揺らめく瞳(スウェイ・ザ・ハート)”！！』