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TWO ページ21

カリン「アカの他人が無様に逃げ回るのを上から目線で見ていたいの!!なんか文句ある!?」

アンヤ「なににキレてんだテメーは!!!」

ザクロ「か...彼女壊れたのか...?」

アカツキ「や、あの人の実況いつもあんな感じでしたよ。「虚勢のたたり姫」...」

アカツキはAが何かを見ているのに気がついた。

アカツキ「Aさんどうしました、か...」

ザクロ「?どうした」

アカツキ「や、あの、やっぱり、後ろにいました」

全員が後ろを見る。



そこには白髪で全身が黒焦げの椅子に座る女の子がいた。

アンヤ「テメー!!どっから入った!!」

Aが歩み寄る。

ザクロ「...おい」

貴方「君がこっくりさん?」

女の子が首を横に振る。違うようだ。

貴方「じゃあ、誰?名前、教えてくれるかな」

ゆっくりと話す。

腕を掴まれた。

“ ...オ水、アリガトウ ”

貴方「どういたしまして」

“ 友達ニ、ナッテクレル? ”

腕を掴む手に、力が入る。

貴方「なってあげたいけど......んー......」

“ ドウシテ?友達...ナッテクレナイノ? ”

どんどん力が強くなっていく。

貴方「...っ」

アカツキ「じゃあ俺が友達になりますよ」

いつのまに横に来たんだよ。

貴方「入出君、来たら危ないよ」

アカツキ「大丈夫ですよ」

“ ウレシイ...ジャア ”

女の子が入出君の腕も掴む。

“ 一緒ニ来テ?一緒ニ焼カレマショ ”

女の子が不気味に笑う。

“ 一緒ニ死ンデクレルンダヨネエエエ ”

何も答えられない。

“ ......ホラ、ソウヤッテスグ忘レル ”

“ 嘘ツキ ”

女の子が叫ぶと突然燃え始めた。

アンヤ「勝手に燃えてんぞ...」

ザクロ「離れろ入出!百々露木!!」

熱いけど、一歩踏み出す。

貴方「...さっきはごめんね。...友達、なれるよ」

アカツキ「まだ一緒には行けないですけど、約束、俺、破ったことないんです。全部終わったら、必ず」

貴方「そしたらたくさん遊ぼう」









“ ............アリガトウ ”

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作者名:梅雨 | 作成日時:2018年1月14日 19時

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