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カリン「アカの他人が無様に逃げ回るのを上から目線で見ていたいの!!なんか文句ある!?」
アンヤ「なににキレてんだテメーは!!!」
ザクロ「か...彼女壊れたのか...?」
アカツキ「や、あの人の実況いつもあんな感じでしたよ。「虚勢のたたり姫」...」
アカツキはAが何かを見ているのに気がついた。
アカツキ「Aさんどうしました、か...」
ザクロ「?どうした」
アカツキ「や、あの、やっぱり、後ろにいました」
全員が後ろを見る。
そこには白髪で全身が黒焦げの椅子に座る女の子がいた。
アンヤ「テメー!!どっから入った!!」
Aが歩み寄る。
ザクロ「...おい」
貴方「君がこっくりさん?」
女の子が首を横に振る。違うようだ。
貴方「じゃあ、誰?名前、教えてくれるかな」
ゆっくりと話す。
腕を掴まれた。
“ ...オ水、アリガトウ ”
貴方「どういたしまして」
“ 友達ニ、ナッテクレル? ”
腕を掴む手に、力が入る。
貴方「なってあげたいけど......んー......」
“ ドウシテ?友達...ナッテクレナイノ? ”
どんどん力が強くなっていく。
貴方「...っ」
アカツキ「じゃあ俺が友達になりますよ」
いつのまに横に来たんだよ。
貴方「入出君、来たら危ないよ」
アカツキ「大丈夫ですよ」
“ ウレシイ...ジャア ”
女の子が入出君の腕も掴む。
“ 一緒ニ来テ?一緒ニ焼カレマショ ”
女の子が不気味に笑う。
“ 一緒ニ死ンデクレルンダヨネエエエ ”
何も答えられない。
“ ......ホラ、ソウヤッテスグ忘レル ”
“ 嘘ツキ ”
女の子が叫ぶと突然燃え始めた。
アンヤ「勝手に燃えてんぞ...」
ザクロ「離れろ入出!百々露木!!」
熱いけど、一歩踏み出す。
貴方「...さっきはごめんね。...友達、なれるよ」
アカツキ「まだ一緒には行けないですけど、約束、俺、破ったことないんです。全部終わったら、必ず」
貴方「そしたらたくさん遊ぼう」
“ ............アリガトウ ”
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作者名:梅雨 | 作成日時:2018年1月14日 19時