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日「Aさん!これ影山に送っていいですか?!」
そう言って私に画面を見せてきた日向の携帯には、いつの間に撮ったのかカメラ目線の日向と私の横顔のツーショットが映っていた。
侑「ちょちょ!翔陽くん!これAむっちゃ可愛ええやん!後で送ってや!」
日「え?」
『日向、侑くんには絶対送っちゃだめだからね』
首を傾げながら携帯を操作する日向と、その日向の携帯を鋭い眼光で狙っている侑くん。…侑くんってなんか頭のネジぶっ飛んでるよね。
『てか自主練そろそろ切り上げないと。アリーナ閉める時間だよ』
日向と臣くんはほぼ帰る準備ができているのかテキパキしているが、木兎さんと侑くんは荷物を散らかしたまま慌てている。
『それじゃあ私は帰るので侑くん木兎さん、お疲れ様でした。よーし日向帰ろ〜』
日「ウス!」
『臣くんも、帰ろ』
佐「…ん」
「ちょお待てやA!俺も一緒に帰る!」なんて後ろで叫んでる侑くんを無視して2人に声を掛ければ嬉しそうに返事をした日向…と臣くん。
…なんかこんな言い方変だけど、臣くんに懐かれた…?かと思えば、「じゃあ俺車だから。」そう言って臣くんは颯爽と帰って行った。…台風か?
『ねえ日向ー、飛雄ちゃんってどこのチームだっけ』
日「アドラーズです!たしか牛島さんと星海さんと一緒でした!」
『ほえ〜、若利くんと一緒なんだ』
日「あ!あとそういえば!俺ブラジルで及川さんに会いました!一緒にビーチしました!」
『…何それめちゃくちゃ面白いねなんで?』
ブラジルで徹と日向が一緒にビーチ?想像しただけで面白すぎてヤバいな。
日向の話に拠ればたまたまブラジルに訪れていた徹とばったり遭遇したとかなんとか。日向曰く徹は日向の命の恩人らしい。なんでだ、冷静になれ日向。
『…徹元気だった?』
日「超元気でしたよ。めっちゃAさんのこと聞かれました!あと「電話しても出てくれない…」って嘆いてました…」
『ははは、うける。覚えてないけど』
まあでも元気ならいっか。気が向いたらあとで電話してあげよう。
偶然にも日向も電車だったらしく2人で駅までの道をそんな話題で盛り上がっていると、突然日向の携帯が震えた。
日「…Aさんヤバいです。影山からです…」
なんと飛雄ちゃんからの着信だった。
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A・O・I(プロフ) - ぽんこつさん» コメントありがとうございます!煮詰まってあまり更新できていませんが頑張ります(T_T) (2022年2月3日 20時) (レス) id: 411bf3a426 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつ(プロフ) - 凄くいい作品んです!続き頑張ってください! (2022年2月3日 17時) (レス) id: b62fb1fea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:A・O・I | 作成日時:2021年5月17日 11時