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木「なになに、写真撮んの?!俺も入りたい!」
騒ぎを聞きつけた木兎さんが突進してきた。
『ほらー!侑くんがうるさいから木兎さんまで来たじゃん!』
侑「俺なん?!Aがいじわるするからやろ!」
『いじわるって!人聞き悪いこと言わないでよ!』
木「なあ日向ー、なんでこいつら喧嘩してんの?」
日「仲良しなんですよ」
侑「せやねん、俺らむっちゃ仲良しやもんな〜A〜」
ちゅーしよや!なんてふざけて顔を近付けてくる侑くんを一蹴する。
『いやキモい』
侑「なんてこと言うねん!泣いてまうぞ!」
『私は今日向とお話してたの!邪魔しないでよ!』
木「コラA!仲間外れはいけないんだぞ!ツムツム可哀想でしょ!」
…その発言が一番可哀想です。あっ、ほら侑くんシュンとしちゃった。
その頃少し離れたところでは…
犬「…なああいつら何やってんの?」
佐「さあ…」
犬「臣も混ざってくれば?さっきからチラチラ気にしてんだろ」
佐「いや、俺はいいです気になってません」
犬「同世代は同世代同士仲良くしとけ、ほら行け」
佐「ちょっ…」
何やらシオンさんに押されながらこちらに来た佐久早くん。
侑「臣くん何やっとん」
犬「臣も混ぜてやって」
佐「いや俺はいいですって…」
シオンさんのその言葉を聞いて何を企んでいるのか満面の笑みを浮かべる侑くん。とても怖いです。
侑「臣くんも仲良うしようや!な!A?」
『え?あ、うん。…佐久早くんも撮る?写真』
佐「…いい」
そんなドン引いた顔しないでよ…。あと侑くんなにニヤニヤしてんの殴るよ。
『佐久早くんもどうかなぁって思って』
侑「なあてかずっと思ってたんやけど佐久早くんってなんかむっちゃおもろいな。サクサクってしとるやん」
佐「は?」
侑「せや!Aも臣くんでええんちゃう?!」
佐「いや俺はお前のその呼び方許してないからな」
侑「A!臣くんって呼んでみ?!」
『え!…お、臣くん…?』
佐「…」
『あーほら!ごめん佐久早くん!』
佐「……………臣でいい」
『…へ?…あっうん、ありがとう臣、くん』
私もAでいいよ、なんて言えば少しだけ嬉しそうな顔を隠すようにぶっきらぼうに頷いた佐久早くん、もとい臣くん。
横で得意げな顔をする侑くんにありがとうの意を込めて笑顔を返した。
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A・O・I(プロフ) - ぽんこつさん» コメントありがとうございます!煮詰まってあまり更新できていませんが頑張ります(T_T) (2022年2月3日 20時) (レス) id: 411bf3a426 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつ(プロフ) - 凄くいい作品んです!続き頑張ってください! (2022年2月3日 17時) (レス) id: b62fb1fea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:A・O・I | 作成日時:2021年5月17日 11時