＊続き ページ5
衝撃的な事実を知ったのは通い詰めて1ヶ月程経った時だ。
カランカランと最早聞き慣れた音を聞きながら、いつもの席に座る。
貴「あら、また来てくれたの！」
中「おう、丁度此処は帰路にあってな」
嘘だ。大嘘だ。もっと云うと家から真逆だ。なんなら拠点から車で１５分はかかる。
何時も通り、目の前でカクテルを作っている女の姿を見つめる。
すると、何時もは見かけないものが胸についているのに気づいた。
店内に負けず劣らず洒落たネームプレート。いつから付けてたのだろうか。
名前を聞く勇気がずっと出なかった俺にとって、それは好都合だった。
だが、其処には…
中「…太宰、A…？」
貴「？はい、太宰です。太宰Aです」
……後にあの太宰治の妹ということ、武装探偵社の社員である事が判った。
＊＊＊
それからというもの、俺はまず無難に昼食に誘った。
まぁ、探偵社は忙しいらしく(兄の所為)特に遠出は出来なかったのだが。
それから遊園地、お花見など、所謂
それでもAは俺を意識してはくれなかった。
その中でも、少し掠ったことは何度かある。
一番は、キッチンを奪い、自らAにカクテルを振る舞った時だろう。
その時に、俺が作ってAの目の前に差し出したのは、
『スクリュードライバー』
貴「わぁ、綺麗…！」
中「スクリュードライバーだ。
…酒言葉、知ってるか？」
貴「…っ？！」
中「…やっと、気づいた？」
貴「あなたに、心を奪われた…」
中「それが、今俺が伝えたいことだよ」
こーんないい感じの雰囲気になったところで俺の記憶はブツリと切れている。
Aなんか俺がカクテルを作ったことすら忘れていた。
…あの時、二人で焼け飲みをしなければどちらも記憶が残っていたのだろうか…？
＊＊＊
中「なんで俺、こんなに本気何だろうな」
少し前の、少し懐かしい思い出に浸りながら、中也は呟く。
姐「こんな中也は見たことがないぞ」
中也は、ははっと自虐的に笑う。
中「さぁて、今日も行って仕掛けてきますかァ」
姐「頑張れのぅ、中也」
中「……おう」
＿＿一目惚れが叶うのは、未だ先になりそうです。
＊＊＊
さにゃん様リクでした！
2話分になってしまった…(汗)
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かふぇもか(プロフ) - ハイドさん» リクエストの方、載せさせていただきました！前回の続き、を意識したのですが、判りづらかったらごめんなさい！リクエストありがとうございました！もう一つのリクも、近いうちに更新させて頂きます！！ (2020年3月22日 16時) (
レス) id: 5212cd622c (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - なつきさん» すっごく長くなっちゃいました！私自身の解釈での内容でしたが大丈夫でしょうか…？ご意見あれば、またコメントください！リクありがとうございました！またのリクエストお待ちしております！！ (2020年3月17日 1時) (レス) id: 5212cd622c (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - つばたさん» いえいえ！それは良かったです！ありがとうございます！！ (2020年3月17日 1時) (レス) id: 5212cd622c (このIDを非表示/違反報告)
つばた(プロフ) - かふぇもかさん» かいてくださりありがとうございました！想像以上で最高でした！これからも更新楽しみにしてます♪ (2020年3月11日 21時) (レス) id: ad7dd1ec18 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - つばたさん» 大っ変申し訳ございません！遅れました！！(泣)リクの方、載せさせて頂いたので是非！リクありがとうございました！またのリクエストお待ちしております！！ (2020年3月11日 17時) (レス) id: 5212cd622c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月8日 19時
