【文スト】本気で原作ぶち壊しに行ったらこうなる(必然)【短編集】

３．今の都会についていけません ページ5

貴「え、なにこれどーはいんの待って待って」


敦「え、ちょっと待ってほんとだわかんない」


貴「いやなんでドアじゃないの？ガラスなの？入れなくない？」


敦「僕に聞かないでくださいよ僕だって判らないんですから」



デパートについて早々、危機に陥っていた。

デパートに、入れない。



太「......二人して両方のガラス押してどうするんだい？」


貴／敦「「え？」」



４つのガラスが十字に交わっているドア。

嘘でしょ入れないじゃん。



太「...片方から１人ずつ入るのだよ」


貴「え、ガラスあるけど」


太「...ガラス押してご覧なさい」


貴「......おお！！」


敦「おお！！凄いですね太宰さん！！
僕もしてみたいです！！」


太「...うん、これしないと中入れないからね」



...今の都会って凄すぎな？！




＊＊＊




太「で、何処に行くんだい？」


貴「試食コーナー」


太「」


敦「太宰さん、此処何階ですか？」


太「二階だ。食品売り場は一階だからエスカレェタァに乗ろう」


敦「僕エスカレェタァ初めてです！！」


貴「残念だったなえきしょうくん！
私は初めてではないのだあっはっはっはっは！」


太「私はこの先どうやってこのド天然達を持ち歩けと」



＊＊＊



貴「敦くん！足元に気をつけるんだよ！！」
(急に発症する先輩感)


敦「は、はい！」


太「Aちゃん、左に１列なって」


貴「え、なんで？」


太「右は急いでる人が歩けるように空けとくの。判った？」


貴「そうなの？！都会ってそんな寝坊の人多いの？！」


敦「都会は夜更かしする人多いんですか？...いや、残業？」


太「ねぇもう君達黙ろう？！」



＊＊＊



貴「あ、あれ？！食品売り場！」


太「やっと着いた...」


敦「い、いい匂いする...」


貴「よーし試食かっさらって命燃やすぞおおおおお！！」


敦「おー！！」


太「私、もう命枯れたわ...」



その後存分に三人で試食コーナーで楽しみましたとさ。
了。


＊＊＊


結論→→国木田さん可哀想。
太宰さんも可哀想。
そのまま帰りは国木田さん家に泊まりました。

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