【文スト】本気で原作ぶち壊しに行ったらこうなる(必然)【短編集】

１１．なかあつは不運製造機らしいです ページ13

谷「嫌だァ…」


貴「嫌なら辞めろよ病み少年」



如何してこうなった。

先刻まで私となかあつは楽しく平和にババ抜きをしてたというのに。


数十分前…



＊＊＊



貴「うえい一抜けいやっほーーー！！」


敦「なんでそんなにトランプ強いの…」


貴「田舎生まれ田舎育ち田舎出なめんなよ！！」


敦「それドヤれてないからね」



それは私が記念すべく５０勝０敗という偉業を遂げた時のことだった。

＿＿＿奇妙な奇声が聞こえたのは。



？「ｱrﾌｨglﾌｨｳhｶｨｳhﾗｲｳgﾌﾟvg〜〜!!!!!」


貴／敦「「！？」」



其れはまるで、心霊スポットでカメラを回すクソ度胸の若者達が何もなかったな〜と大人しく家に帰り撮ってたビデオを見てみたところその時聞こえなかった聞き取れない霊魂の謎の奇声を聞いた若者の叫び声を真似した小２の餓鬼の声のようだった。

こんなに詳しくて且つ判りやすい比喩を一瞬で思いつくあたり私は天性の天才らしい。



敦「あの…如何します？」


貴「…あっちゃん見てくる？」


敦「い、嫌ですよ！！絶対頭いかれちゃったやばい系の人じゃないですか！！」


貴「君はそれでも男なのか！？
先刻だって…勇敢に電話の対処にあたったじゃないか！！
(思いっきり切ってたけど)」


敦「何故だろうカッコの中が手に取るように判る」



観念したのか、あっちゃんは「はぁ…」とため息をつき、ドアへ向かった。



貴「よっ！！流石男！！」


敦「五月蝿い！！」



あっちゃんがドアノブに手をかけたその時…


ﾄﾞｶﾞﾝｯ



敦「うっ」


？「敦！！いるか！？」


貴「ｙｅｓオカン」



それはそれはジャストタイミングでオカンがフライパンとお玉を持って…
はいなかったがドアをぶち壊す勢いで入ってきた。



貴「おはようその子の部屋ならこの階の一番端だよ」


国「？そうなのか？これは失礼した」



ﾊﾞﾀﾝ



貴「ぶふっ」


敦「わ、笑うな！」


貴「笑ってないよこれは顔の表情筋が勝手に踊ってるだけ」


敦「怖いわ！！」



だってドアに見事に蛙みたいに張り付いてたし、しかも鼻とおでこ真っ赤だったし、トドメに涙目とはねぇ？ｗ

これは私の表情筋も黙ってないわ



敦「って、なにサラッと国木田さんに嘘ついてるんですか！！」


貴「素直な子って、いいよ」


敦「一寸僕国木田さん連れ帰っ」


国「Aーーーーー！！」


貴「びゅふっ」




＿＿＿＿＿＿次へ続く→→

１２．避難所って立てこもり犯がいるんですか？→←１０．安らかにお眠りください

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す