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「うわっ」
dt「もう、可愛すぎ、」
涼太の部屋に入った途端、後ろから抱きしめられる。
ぎゅーっと強い力が嬉しくて、くるりと振り返って抱きしめ返した。
「恥ず、」
dt「ほんっと、翔太って自爆しやすいよね」
「うるせー、ね、お腹すいた」
dt「はいはい。オムライスでいい？」
「っしゃ」
涼太の手料理を食べられる。その事実に小さくガッツポーズ。
そんな俺を見てくすくす笑う。
仕方ねーじゃん、お前の料理、好きなんだもん。
「手伝う！」
dt「いや、座ってて？危ないから」
「いやいや、俺やればできっから！！」
dt「はいはい、いいから手洗ってきてください」
背中を押されてキッチンから追い出される。
仕方なくその場を離れて、ソファに腰掛けた。
忙しなく動く背中。
俺よりも男らしいその背中に、昔はよく見てたなあ、なんて思い耽る。
dt「…見過ぎ」
「見てねえし」
dt「ふふっ、はいはい。できたよ」
「うおっ！ふわふわなヤツじゃん！！」
ふわりと香る優しい匂い。
目の前で微笑む彼の匂いと混ざって、心地いい。
「いただきます、」
dt「どーぞ」
「…うわっ！うま！！」
口に広がる優しい味。
どこか懐かしさがあって、それが好きで。
「…毎日食える」
涼太の飯を、涼太となら。
食に興味はなくたって、涼太の飯なら食べたくて。
その場に彼がいるなら、尚更。
dt「じゃあ、毎日食べる？」
「は？」
目の前の涼太はオムライスを頬張りながらニヤリと笑う。
…ねえ、その顔、期待していいヤツ？
dt「一緒に住もう、翔太」
毎日一緒にいられたら、どれだけ幸せか。
幼い頃から、出会った頃から願っていた。
涼太の笑顔を独り占めしたい、と。
「…住む、りょーたといる、」
ボロボロ溢れる涙を雑に拭って、精一杯の笑顔を向ける。
困ったように笑った涼太が優しく頬を撫でて、愛おしそうに涙を拭ってくれた。
dt「いつまでも俺の隣で、俺の手の届く範囲で、翔太らしくいてね」
「…涼太も涼太らしく、俺の隣にいないと許さねーから」
くすりと笑う。
こんな時間が永遠に続けばいいと、ただ願う。
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鯱(プロフ) - わたたいさん» すみません、こちらの物語の設定での病のお話はお受けできないです。せっかくコメントしていただいたのにお答えできず、申し訳ないです。 (11月9日 18時) (
レス) id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - 鯱さん» 病でも大丈夫ですか？ (11月8日 22時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
鯱(プロフ) - わたたいさん» こんばんは。読んでいただきありがとうございます！先にリクエストの内容を教えていただいてもよろしいですか？内容によってはお答えできないかもしれません。返信お待ちしております。 (11月8日 22時) (レス) @page17 id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - 鯱さん» こんばんは!リクエスト大丈夫ですか？ (11月7日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
鯱(プロフ) - 空白さん» ありがとうございました！！ゆっくりにはなりますが書いていきますのでよろしくお願いします！！ (9月27日 23時) (レス) @page10 id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯱 | 作成日時：2023年8月10日 13時
