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iw side
nb『そういやお前の会社って______』
六人でようやく落ち着いて飲めるようになった頃、翔太が発した言葉。
のらりくらりとかわしたふっかの顔が少し引き攣っていたのをよく覚えてる。
dt「はい」
「あ、ありがと」
dt「ふっかのとこの会社名だっけ？翔太は特に気に留めてる感じはないよ。阿部なら何か知ってるんじゃない？」
「佐久間も聞いたことないって。やっぱ阿部に聞くしかないか…」
dt「…そんなに気になるなら本人に聞けばいいのに」
「あの場で言わないなら聞いたところで交わされるだけでしょ」
舘さんに手渡された缶コーヒーを飲み干して、カラになった缶を見つめる。
fk『_____…んや、たまたまよ！？』
へらりと笑っていたけど、ほんの少し空いた間に違和感を持って。
いつもだったら“その間”に何かしら言いそうな阿部は全く会話に参加せず、話を逸らすようにスムーズに別の話題へと話を持っていった。
dt「…何がそんなに引っ掛かってるのかわかんないけど、ほんとにたまたまっていう可能性もあるしね」
「…まあ、そうなんだけど。けどなんか違ったんだよ」
ずっと彼を見てきた。
ずっと彼を1番理解しておきたかった。
そんな重たい俺の気持ちを、深澤は知らない。
最初は本当になんとも思ってなかった。
明るくて、本当は真面目なのにそれを隠してしまうほどのめんどくさがり。
好きなものはとことん好きで、それに周囲を巻き込んで笑ってた。
３年間同じクラスになることはなかったけど、シンメというかけがえのないもので繋がった絆は俺たちを語るには十分すぎた。
俺を1番知ってて、俺もあいつを1番わかってる。
そんな相棒のような関係が心地よかった。
それが変わったのはいつだったか。
みんなバラバラの進路を進んで、俺は体育系の大学に。
深澤は俺たちの中で唯一就職し、滅多に会えなかった。
けど、マメに連絡はくれていて。
5人で集まることもあれば、深澤と2人きりになることもあった。
スーツ姿の彼が少しだけ遠く感じて、なんだか寂しくて。
俺たちは大人になったのだと、深澤がスーツ姿で現れるたびに思い知らされた。
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鯱(プロフ) - わたたいさん» すみません、こちらの物語の設定での病のお話はお受けできないです。せっかくコメントしていただいたのにお答えできず、申し訳ないです。 (11月9日 18時) (
レス) id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - 鯱さん» 病でも大丈夫ですか？ (11月8日 22時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
鯱(プロフ) - わたたいさん» こんばんは。読んでいただきありがとうございます！先にリクエストの内容を教えていただいてもよろしいですか？内容によってはお答えできないかもしれません。返信お待ちしております。 (11月8日 22時) (レス) @page17 id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - 鯱さん» こんばんは!リクエスト大丈夫ですか？ (11月7日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
鯱(プロフ) - 空白さん» ありがとうございました！！ゆっくりにはなりますが書いていきますのでよろしくお願いします！！ (9月27日 23時) (レス) @page10 id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯱 | 作成日時：2023年8月10日 13時
