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fk『頼む!阿部もダンスやってたんだろ?』
『やだよ、俺上手くねーもん』




ダンス部に入ったのは、ふっかからゴリ押しされたからだった。





廃部の危機、そう呼ばれていたダンス部には、一つ上の先輩がいなくて。
3年生が引退を控えていて、少なくとも5人入部しないと無くなってしまうほど人気がなかった。



そこで出会ったのが岩本照と宮舘涼太。そして、その隣でやる気なさそうに座り込んでいた渡辺翔太だった。


iw『岩本照。小学校からダンスやってる』
dt『宮舘涼太です。翔太と幼馴染で、2人でダンススクールに通ってました』
nb『…渡辺翔太。涼太がいるから入った。ふっかと同じクラス』
fk『深澤辰哉!阿部と中学の同級生で、ダンス歴は3年』
『…阿部亮平です。ダンスは小学校のときに少しだけ』


ダンスがしたくて入った3人。その付属品の、俺と翔太。
とは言いつつ、翔太のダンススキルはかなり高くて。
俺と違って、悪目立ちするような感じではなかった。





iw『阿部、そこ遅れてる』
『う、ごめん』
fk『阿部ちゃん偉いよなぁ、やる気の有無関わらずちゃんと来ててさ』
『入るだけ、なんてそんな無責任なことできない』
dt『そのおかげでかなり上達してる。阿部が思うよりずっと良くなってる』
『……そうかな』
iw『俺らが目指してんのは中央1人が目立つようなダンスじゃない。5人だからどうしても中心に目が行くのは仕方ないけどな』
nb『やっぱさ、誰かもう1人欲しいよな』
fk『わかる。誰か知ってる?』
iw『……あ』





何かを思いついたように岩本が呟いて、佐久間という名前を知った。

佐久間大介。目立たない奴だけど、夜に1人で踊っているところを見たのだ、と。


そのダンススキルは、下手したら岩本や宮舘よりも高いかもしれないほどのものらしかった。






そこからは本当にとんとん拍子でことが進んで。

一年の秋。先輩が引退した頃に佐久間は部員になった。



初めて会った時、というか、初めて踊った姿を見た時。





俺たち5人とは全く違う、しなやかに、そして華やかなそのダンスは普段の彼とは全く想像がつかないほどで。


髪で隠されたその奥の表情は、言葉にできないほど神秘的だった。





そのダンスを目にした俺たちは、

一瞬で彼に引き込まれたのだ。

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(プロフ) - わたたいさん» すみません、こちらの物語の設定での病のお話はお受けできないです。せっかくコメントしていただいたのにお答えできず、申し訳ないです。 (11月9日 18時) (レス) id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - 鯱さん» 病でも大丈夫ですか? (11月8日 22時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - わたたいさん» こんばんは。読んでいただきありがとうございます!先にリクエストの内容を教えていただいてもよろしいですか?内容によってはお答えできないかもしれません。返信お待ちしております。 (11月8日 22時) (レス) @page17 id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - 鯱さん» こんばんは!リクエスト大丈夫ですか? (11月7日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 空白さん» ありがとうございました!!ゆっくりにはなりますが書いていきますのでよろしくお願いします!! (9月27日 23時) (レス) @page10 id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年8月10日 13時

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