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mm side
ちゃんと話しな、とみんなが席を外してくれて、2人きりになる。
心配そうに俺を見つめる康二の瞳は綺麗で、そっと頬に触れる。
mm「康二くん、俺のこと好き？」
kj「…め、め」
mm「俺は好きだよ。ずっと、ずーっと康二くんだけ」
別れるなんて認めてない。
あれで終わりたくなくて、ずっと君を探してた。
mm「康二くんのそばにいるの、俺じゃだめかな」
ぎゅっと抱きしめる。
付き合ってた頃のように、愛し合っていた頃のように強く。
kj「…俺でええの、？」
mm「康二くんがいい」
kj「SnowManじゃない俺なんか、隣にいても足引っ張るだけや」
mm「そんなことない。康二がいるだけで俺幸せだよ」
kj「でも、男同士やろ」
mm「そんなの今更だよ。昔は気にしてなかったじゃん」
kj「気にしとった！言わんかっただけや」
mm「じゃあ言って。全部聞く」
康二くんを腕の中からそっと出して、向き合う。
うるうると溢れそうな涙が綺麗だった。
kj「俺らは同じメンバーやん」
mm「それが何？好きになったのがメンバーだっただけだよ」
kj「てか俺、辞めたし！」
mm「辞めても関係値は変わんないでしょ」
kj「撮られたらどうするん、ファン裏切ることになる」
mm「なら辞めた理由公表するべきだよ」
kj「事務所に別れろって言われるかも」
mm「俺は別れないよ。事務所は関係ない」
kj「7人にも迷惑かかる！」
mm「それを嫌だと思うならとっくに言ってきてる」
なんとか理由をこじつけようとする康二。
でもごめん、負けてあげられない。
kj「…俺、見えてないんやで、」
mm「こう、」
kj「もう一生、めめの顔見られんかもしれん。そんなん辛すぎる」
ぽろり。
康二が堪えていた涙が溢れた。
歪んだ表情。苦しそうで、俺も辛くて。
mm「…見えてなくてもいいよ」
kj「え、？」
mm「まだわかんないじゃん、将来どう転ぶかなんて。わかりもしない未来に怖がらないで。見えてなくたって俺は康二が好きで、そばにいたいと思うよ」
ねぇ、その涙俺に拭わせて。
これから先も、俺が1番に康二の涙を拭うから。
mm「…好きだよ。俺のそばにいる未来を考えてほしい」
どうか、康二の世界の真ん中に俺を居させて。
もういいよってくらい愛すと誓うから。
ボロボロと泣いた泣き虫康二。
情けないような、愛おしい泣き声をあげながら、俺の言葉に首を縦に振った。
_________愛してるよ、康二。
Fin
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作者名：鯱 | 作成日時：2023年8月9日 15時
