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亮平side
「翔太くん、起きてってば」
大「…ん、？」
「あ、ごめん大ちゃん、起こしちゃった」
大ちゃんの布団に半分入りながら眠る翔太くんを揺すれば、目を覚ましたのは大ちゃんの方。体温計を手渡せば、素直に体温を測る彼はまだ眠いのか目を擦っていた。
大「…下がった、36.6度」
「よかった。涼太くんがうどん作ってくれてるよ。食べる？」
大「食べる！りょうた〜」
「翔太くんもいい加減起きてって！」
翔「…ん、なにぃ、」
「夕飯だよ」
くあ、と大きなあくびをした翔太くん。
大食いな大ちゃんと対照的に、少食で食に興味がないらしい彼は、涼太くんが作ったご飯以外はあまり口にしないらしい。
彼曰く、涼太くんの味付けが1番なんだと。
涼「蓮、誕生日の日は何食べたい？」
蓮「唐揚げとー、ハンバーグとー、あとグラタン！」
翔「食べ合わせ気持ちわる」
照「ふは、どれも好きだもんな」
辰「ケーキは？どんなやつがいい？」
蓮「…けーき？俺選んでいいの？」
照「ん、でもフルーツ何が入ってるかちゃんと調べないとだけどな。体調悪くなければ食べられるよ」
蓮「やった！パパ！選びにいこ！」
大「蓮、フルーツダメなの？」
「ちょっとアレルギーあるから。食べれるやつでも体調によってはアレルギー出ちゃうんだよね」
辰「そうなんだ、知らなかった」
照「うちフルーツ普段食べる機会ないからな」
みんなの真ん中でニコニコ笑う蓮。
来週末、蓮はひとつ歳を重ねる。
今年はパパの休みと被ってて、たつくんも夜は休みをとってくれるみたいで。
よかったね、きっと今年は去年以上に楽しい誕生日だね。
毎年兄弟3人だけで過ごす末っ子の誕生日は少し寂しいものだったけど、きっと今年は。
ﾌﾞﾌﾞ、とうるさく鳴る携帯。
最近はもう手の届く範囲の場所に置くのすら鬱陶しくて、パパなしで出かける時以外は机の中にしまわれたまま。
誰からの、どんなメールかなんて読まなくたってわかる。
「…蓮、誕生日プレゼント、ちゃんと康二と用意するからね」
康「おん！とっておきの探すからな！」
俺と康二に挟まれて、ニコニコ楽しそうな蓮
大事な弟2人の笑顔が守れるなら、本当にこれでいいって思ってるんだよ、俺。
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鯱(プロフ) - ぴぃさん» ありがとうございます…！！めちゃめちゃ嬉しいです！ゆっくり更新ですがこれからもよろしくお願いします！ (9月7日 16時) (
レス) @page47 id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ - 初めてコメント失礼致します。主様の作品全部好きでいつも見てますが、特にこの作品が好きです。家族のお話って年齢設定だったり関係性を書くのがとても大変だと思いますがいつも温かい家庭を見せてくださりありがとうございます。これからものんびり書いてくださいね。 (8月28日 17時) (レス) id: 25bcef5482 (このIDを非表示/違反報告)
ay(プロフ) - naruyuki0501さん» ありがとうございます。自分なりに何度も何度も書き直しながら書いてるのでゆっくり更新ですが、これからもよろしくお願いします！ (2023年3月14日 18時) (レス) id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
naruyuki0501(プロフ) - いつも、少しずつみてます。自分も色々悩んでるので読んでで支えになります。救われてます。体調に気を付けて、更新していってください。 (2023年3月14日 15時) (レス) @page16 id: ddb2e6c93f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯱 | 作成日時：2023年2月28日 8時
