家族って、 ページ2
亮平side
「おはよ、大ちゃん」
大「あ、おはよ亮平くん」
佐久間大介。背は低めで(俺と大差ない)、物静か。
そんな彼が新たに家族になって、パパとたつくんは“大介”と呼び、翔太くんと涼太くんは“佐久間”や“だい”、“大介”と呼ぶようになった。
俺から下の4人は大ちゃん呼び。最初は戸惑っていたけど、今は大ちゃんと呼ぶと笑顔を向けてくれるようになった。
「亮平でいいってば」
大「…へへ、りょーへい」
「んふ、なーに」
真「だいちゃーん！まい！まいも呼んで！」
大「うあっ！」
「わっ！！」
辰「コラまい！！大介に突然飛びついちゃいけません！」
大ちゃんにとても懐いた真都。多分、大ちゃんは真都と同じ目線で遊んでくれるからだと思う。笑
毎朝毎朝挨拶代わりに背後から飛びつく真都に、未だ対応しきれてない大ちゃんはいつも倒れ込む。今日は俺が目の前にいたから一緒に倒れ込んだんだけど。
真都と同じく、康二と蓮もかなり懐いてる。
辰「だぁいじょぶ？」
「ってて、大ちゃん無事？」
大「ご、ごめんね巻き込んじゃった」
俺からパッと離れる大ちゃん。申し訳なさそうな顔してるけど、自分から巻き込まれにいったからそんな顔しないで？
康「おはよぉ亮ちゃん。大ちゃん」
照「まい、またやった？笑」
真「ごめんなさぁい」
大「大丈夫、真都くん怪我は？」
真「ない！」
「そりゃよかった」
涼「そこ群がってないで手伝って」
大「はあい！涼太おはよ！」
涼「おはよ。お弁当作ったから持ってってね」
大「！！ありがとう！」
ぱあっと嬉しそうに笑う大ちゃん。しっぽが時々見えるくらいには、涼太くん、翔太くんと仲がいい。
康「大ちゃん大ちゃん、来週の運動会、見にきてくれる？」
大「へ？」
真「まいも大ちゃんに来てほしー！」
照「俺も辰哉も休みだし、涼太たちも行くし。大介もどう？」
蓮「大ちゃん、俺リレーの選手になったんだよ！見に来て？」
困ったように笑う大ちゃん。自分が行っていいのかって多分考えてる。眠そうに歩いてきた翔太くんが、大ちゃんの肩に顎を乗せる。びくり、と驚く大ちゃんだけど、翔太くんが何か呟いて、涼太くんが大ちゃんに向かって微笑む。
大「…じゃあ、行く」
真「やったー！」
蓮「っしゃ、俺1位取る！」
康「お弁当、みんなで食べよな！！」
「んふ、そうだね」
涼「大人数だからたくさん作らなきゃね」
きゃっきゃとはしゃぐ3人をみて、翔太くんは満足そうに笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鯱(プロフ) - ぴぃさん» ありがとうございます…！！めちゃめちゃ嬉しいです！ゆっくり更新ですがこれからもよろしくお願いします！ (9月7日 16時) (
レス) @page47 id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ - 初めてコメント失礼致します。主様の作品全部好きでいつも見てますが、特にこの作品が好きです。家族のお話って年齢設定だったり関係性を書くのがとても大変だと思いますがいつも温かい家庭を見せてくださりありがとうございます。これからものんびり書いてくださいね。 (8月28日 17時) (レス) id: 25bcef5482 (このIDを非表示/違反報告)
ay(プロフ) - naruyuki0501さん» ありがとうございます。自分なりに何度も何度も書き直しながら書いてるのでゆっくり更新ですが、これからもよろしくお願いします！ (2023年3月14日 18時) (レス) id: 621b904b7b (このIDを非表示/違反報告)
naruyuki0501(プロフ) - いつも、少しずつみてます。自分も色々悩んでるので読んでで支えになります。救われてます。体調に気を付けて、更新していってください。 (2023年3月14日 15時) (レス) @page16 id: ddb2e6c93f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鯱 | 作成日時：2023年2月28日 8時
