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あと30分くらいで日付が変わりそうな時間に響いたインターホン。
もう来ないのかと思っていたから、完全に油断していた。自分から呼び出していたのに急に緊張が走ってひとりでオロオロするも、とりあえず急いでモニターを見ると、肩を上下に揺らして息をする裕翔がいて、急いで来たんだということが明らかだった。
『光くんっ』
｢あっ、開けるね｣
通話状態から解錠すると同時に画面から消えたのを見ると、また走って行ったんだろう。部屋まで来るのもあっという間で、すぐに玄関のチャイムが鳴った。さっきのモニター越しの裕翔を見てからというもの、どんどん大きくなる脈を落ち着かせるために、一度玄関で大きく深呼吸。
大丈夫大丈夫、いつもの自分。
意を決してドアを開くと、こちらから声を掛ける前に抱きつかれ、勢い良くまた中に舞い戻る。完全にドアが閉まって外の音が遮断されると、裕翔の荒い息が耳に届いてなんだかいたたまれない。自分の口元を完全に覆うように裕翔の肩が被さって、さっきの深呼吸がまったく無意味になってしまった。自分のか裕翔のか分からない鼓動が、体全体でドクドクと響く。
｢ごめんっ、遅くなっちゃったっ…｣
｢ゆ…とっ…｣
｢間に合ったっ？｣
｢う…うんっ…｣
くぐもる声で苦しいながらも返事をすると、ようやく解放された。よかった…と大きく息を吐いた裕翔は、俺を見て眉を下げる。
｢ごめんね、汗かいてると思うのにいきなり抱きついて｣
｢ううん、大丈夫｣
｢ちょっとシャワー借りていい？｣
｢っ…う、うんっ…｣
｢……ありがとう｣
ちょっとした言葉に過剰に反応してしまう。そんな俺の緊張を感じ取ってしまったのか、少しの間をおいて裕翔は優しく笑んだ。そのまま玄関を上がり脱衣場のほうへ通すと、ドアを閉める前にこちらを振り向いた。
｢光くんはもう入った？｣
｢うん…｣
｢…そっか。じゃあ、借りるね？｣
｢うん…タ、タオルは勝手に使っていいからっ…｣
｢ありがと｣
静かな落ち着いた声でそう言うと、裕翔は掠めとるように指で俺の頬へ触れて顔を寄せてきた。キスされると思って咄嗟に目を閉じるも何も起こらず、鼻先だけが一瞬触れてそのまま離
れていく。次に聞こえた｢あとでね｣と言う言葉の後、パタリと聞こえた音に目を開くと、既に扉は閉まっていた。
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アキラ(プロフ) - しろくまさん» わっ、しろくまさん早速コメありがとうございます！私の頭の中はゆとひかでいっぱいです(笑)ビジュアル無敵のゆと最高ですー☆にゃんの名前呼びはガチで聞きたい勢です(笑)更新頑張りますね！ (2018年7月1日 19時) (
レス) id: f169dfc484 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - やって来ました。楽しませていただいています。ゆとひか…いつなんどきもイケメンのゆと君と何しても可愛いひかにゃん。ビジュ最高〜！ひゅーひゅー★ゆとくん呼びは逮捕案件〜萌えすぎる〜！更新、楽しみにしてますね。 (2018年7月1日 11時) (レス) id: f22c03c885 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - こんぺいとうさん» 初めまして！ゆとひか、アリ岡ですか？とても嬉しいです！これからもキュンキュンしてもらえるように頑張りますね(^-^)コメントありがとうございました。 (2018年4月12日 21時) (レス) id: f169dfc484 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう(プロフ) - 初めまして！！読ませて頂きました！ゆとひか……アリ岡ですね。光くん、可愛くて読んでるこっちがきゅんとします。これからも頑張ってくださいね！ (2018年4月12日 1時) (レス) id: aef38d8764 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - ねね子さん» ねね子さん、こちらへもコメントありがとうございます！一緒にゆとひかを語れるお仲間さんがいるの、とても嬉しいし心強いです！またゆとひか語りましょうね！まだまだ占ツク慣れないですが、ぼちぼち更新していこうと思ってますので、温かく見守ってください(^ω^) (2018年4月11日 7時) (レス) id: f169dfc484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキラ | 作成日時：2018年4月9日 3時
