【MIU404】403の秘密 (ページ4)

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その4 ページ4

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一同「『いただきまーす』」

少し遅くなった夜食。

陣「おい。これ」

『？』

志「今…」

陣馬さんが渡してきた資料を田所さんと覗き込む。

先程話に上がっていた
先月から発生している空き巣・強盗事件について教えてもらった。

陣「先月から練馬署管内で発生してる強盗空き巣事件だ。今回ので4件目。犯人は徳田右介。前科ニ犯、どっちも窃盗だ」

伊「改心しねーな」

陣「これまで傷害の被害はない。今回はたまたまだな」

『なんで捕まらないんですか？』

志「不定期の犯行で、次の犯行現場も予測不能。所轄もパトロールを強化してるがその隙を付いてくる」

『家主が自宅にいる間にも侵入してるんですね』

田「熟練してますね」

翌朝、重点密行に戻る。

田「強盗傷害事件の方は大丈夫かな」

『そっちは401で引き続き捜査するって言ってたから、大丈夫じゃない？』

田「初日から遺体見なくてよかったよ」

『…前も機捜だったんだよね。やっぱり慣れない？』

田「まぁ…俺は慣れなかったな。一番ひどかったのはバラバラ遺体だった」

『…なんで、、人殺すんだろう』

田「……さぁ」

8時になり、初日の任務は終了。

伊「よっしゃー！Aちゃん、田所ちゃん飲みいかない？二人の歓迎会」

『…いいですよ』

田「はい。ありがとうございます」

陣「みんなで飲み行くか！」

みんなで、陣馬さん行きつけの居酒屋にやってきた。

伊「かーんぱーい！」

志「お疲れー」

陣「飲め飲め！」

『いただきまーす』

飲み勧めていくと、ちょこちょこと伊吹さんが近寄ってきた。

伊「ねえねえ、Aちゃん。聞いてもいい？」

『はい』

伊「なんで警察になろうと思ったの？」

『…なんでですか？』

伊「ただの俺の興味」

ニッと笑う伊吹さんに一瞬考える仕草をして答えた。

『んー…、かっこいい、から？』

伊「なにそれーっ、本当に？」

『なれそうだったから』

志「結構な自信家だな」

『自信持たないとなれませんよ』

志「一理ある」

『というか聞いてくださいよっ！前のパワハラ・セクハラ上司』

伊「え！なになに？」

『口を開けば「女なんだから～」とか「女は～」とか、大した仕事もやってないくせにっ』

伊「そうそう！大したことやってないやつほど大口叩く！」

『そうだそうだ！』

志「伊吹はそいつの何を知ってんだ」

九「神代さん、そういうキャラなんですね」

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