シルクの妹であるマサイの彼女は愛されすぎです。

33//夏の残しもの ページ33

『あ〜…』

マ「人ん家に来たと思ったら何。ソファで寝てばかりじゃん」

『マサイが編集ばかりで相手してくれないからでしょー』

マ「あーはい。すみません……もう少しで終わるから」

『……そういえば、私のチャンネル全然動いてなかったなぁ』

マ「もともと日記動画みたいなものでしょ」

『うん。もう1ヵ月投稿してないけどね。うわ、登録者13万人にもなってる』


スマホでチャンネル確認して閉じると再び暇になった。


『…マーサーイー、まーだー？』

マ「あと10分くらい」

『……ん？ねぇ、マサイ』

マ「なに？」

『これ、企画かなにかで使うの？』

マ「ん？……あ！それ、」

『？』


棚の隅に隠すように置かれていたのは手持ち花火セット。


マ「いや……」

『なに？』

マ「…一緒に、やりたくて」

『……ホントに！？』

マ「うん」

『やったぁ！やろ！やりたい！』

マ「あーぁ。今夜連れ出して驚かせようと思ったのに」

『見つけちゃった。もっと上手く隠さないと』

マ「まぁ、喜んでくれたみたいでよかったよ」

『うん！花火大会にはいったけど、やっぱり自分で手持ち花火が楽しいよねっ。早く夜にならないかなぁ』




･

マ「じゃ、そろそろ行くか」

『うん！』


ご飯も食べ少し休んだあと花火を持って近くの公園に来た。


『早く早く』

マ「まって、水準備しないと」

マ「あ、A。動画撮る？」

『え？』

マ「Aのチャンネルに」

『あぁ、そうだね！せっかくだから』


カメラを固定し花火を始めた。




ついったー

シルク妹

久々の動画投稿です！
マサイと花火しました。

│

@___

動画みたよ！
すっごい楽しそうだったね

│

@___

タイトルが「夏の残しもの」で
そろそろ夏の終わりを感じた。

@___

ねぇ、ラブラブすぎだったよ。
ふたりとも尊い……。




チャンネル登録者、20万人に増えました。

･

34//マサイの悩み→←32//カメラ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す