シルクの妹であるマサイの彼女は愛されすぎです。

12//少し昔話をしよう ページ12

シルクside


シ「え。Aの小さい頃？」

モ「どんなだった？」

マ「お。気になるー」

『聞かなくてもよくない？』

シ「そうだなー。5つしか離れてねーからよく覚えてねーけど…」

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Aが生まれた時、


シ「…A、寝てる。かわいい」


小さい手に指を差し出すとそれをギュッと握って…


シ「わぁぁあああ…！かわいい！！」

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シ「可愛かったなぁ！あの時の感触今でも覚えてるよ」

『え。怖い』

ン「しっかり覚えてんじゃん」

ザ「あとは？」

シ「小学校の修学旅行の時…」

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『いやぁ！！Aも行くー！』

兄ク「Aは行けないの。兄ちゃんと留守番だ！」

『いやぁだぁああ！お兄ちゃんと行くー！』

父ク「A、パパが好きなの何でも買ってやるから、な？今日は我慢しなさい」

シ「A、すぐ帰ってくるから、な？」


出発の日、家を出る時Aはギャン泣き。
後ろ髪ひかれる思いで家を出た。

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モ「あ、それ覚えてる。シルクも修学旅行なのになんかテンション低くてさww」

ぺ「あったねぇ、そんなこと。で、Aへのお土産だけいっぱい買ってさ」

兄ク「あの後も大変だったんだぞ。3時間おきくらいに『お兄ちゃんまだ帰ってこないの？』って聞くから、俺、諒のこと嫌いになりかけたわ」

『ﾏｯﾀｸ ｵﾎﾞｴﾃﾏｾﾝ』

ダ「で、まだあんの？」

シ「他には、はじめて一緒にお風呂入った時、はじめて一緒に寝た日、Aの入学式、卒業式、高校受験の時…」

ダ「あ、もういいや」

マ「中学くらいからは俺らも知ってるし」

シ「お前らも知らないことを知ってる。それが兄貴だ！なんならスリーサイズ…ぐっ！」

兄ク「調子乗んな」


兄貴に背中蹴られた。


『慶にぃ、もっとやってあげて』

シ「いや、すみません」

ザ「でも全部聞いてたら3年はかかりそう」

ン「それは言いすぎでしょww」

シ「あ？なめんなよ。3年じゃたんねーよ。あと30000年以上はかかるぞ」

ぺ「桁超えてきた」

『もう黙れよ』


俺のAへの愛は尽きねーよ！



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