10.爆弾発言 ページ11
任務終了後、4機捜メンバーで陣馬さんの行きつけの居酒屋に飲みに来た。
陣「お前ら独身貴族にはわかんねーよ…、俺家じゃ肩身狭いんだよ」
酔っ払った陣馬さんの愚痴大会。
志「家よりここにいることが多いですもんね」
陣「第3の我が家だ」
『旦那さんが尻に敷かれる家庭は円満ですよ』
陣「お前ら彼女いねーのか!いい年した大人がよっ」
『そーだっ居ないのか!』
志「お前もいないだろ」
伊「俺はAちゃん一筋っ!志摩はねー、隊長だもんねー」
志「お前まだ言ってんのか」
『そうなんですか?』
ニヤニヤと俺を見るA。
志「いや、ちげーから。こいつの妄想」
陣「桔梗かー?うるせぇだけだろ」
『わー。今度隊長にお伝えしておきます』
志「だから…」
伊「ね、九ちゃんはー?」
九「はい?」
伊「九ちゃんのそういう話聞いたこと無いなーって。彼女いないの?」
『伊吹さん!九重くんですよっおじさんたちと違って若くイケメンキャリアくんなんですからモテないわけないですよ!』
と、九重に肩を組む酔っぱらい。
九「…バカにされてるように聞こえます」
『褒めてます』
伊「え、いるの?」
九「いません」
『世の女性、何やってるんですか?』
九「それAさんにも言えますが」
『えー。私が九重くん好きになったって付き合えるわけ無いじゃん』
『あはは』と笑い飛ばしながら、グラスに残ったチューハイを飲み干すA。
九「…そうとは言えませんが」
志・伊「…」
九「俺は結構好きですけど。Aさんのこと、」
「…」
志「…九重、横」
九「…」
九重が隣に目を向けると、いつものごとく机に突っ伏し眠りに落ちたA。
九「はぁ、」
伊「んふふー、残念だったねーきゅーちゃん」
九「…」
ニヤつく伊吹。
若干、九重が哀れに感じた俺。
伊「九ちゃんポーカーフェイス〜」
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作者名:まとい | 作成日時:2020年7月29日 12時