8.仲直り【正孝】 ページ8
今日は仲直りデートという事でAと遊園地に遊びに行く。
「迎えに行く」って言ったのに
『たまには現地で待ち合わせとかいいんじゃない！？』
なんて言うから…
今は遊園地の入口で待つ。
正「大丈夫かな…起きれてんのかな」
待ち合わせ時間は10時。あと10分ある。
そう考えていた時、
『正孝!!』
少し遠くから名前を呼ばれそちらを見るとAがいた。
小走りで駆け寄るAに笑みが零れる。
だけど、Aの後ろに怪しく笑う人物。
正「…賢人？」
賢人は早足でAに近づく。
その時見えた、賢人の右手にあるナイフ。
正「!!…A!!」
『？』
名前を呼んだ直後、Aに追いついた賢人が肩を掴み振り向かせるとそのまま抱きしめた。
賢「 」
『…』
ドサッ──
いや、抱きしめるように、Aの腹部を刺した。
倒れたAに駆け寄り抱き起こす。
正「Aっ!!A!!」
悲鳴が聞こえ、周りがざわつく。
『…』
正「A!!…賢人!!なんでこんなこと!!」
泣き叫ぶ俺に、Aの血の付いたナイフを振り上げる。
正「──!!」
しかし、振り下ろす前に賢人は複数の警備員に抑えられた。
賢「あはははっはは!!ははは!!
お前がっ悪いんだよ!!お前が!!
もっとAを大切にしていれば、俺だってこんなこと!!
はははっは……ああぁぁぁあああ!!
A!!Aー!!」
正「…」
賢人は、狂ったように泣きながら笑っていた。
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ふみふみ - 私も、狂ってる歪んだお話が好きです！もっとたくさん読みたいです！ぜひ書いてください！お願いします。 (2016年4月24日 17時) (
レス) id: bc309676ce (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - はじめまして。わたしこういうお話好きです！ブラックだしハッピーエンドではないけど、なんというか人間らしい歪んだ愛？みたいな。今度はもうちょっと長めのお話が読みたいなって思いました！ (2016年4月13日 3時) (レス) id: c991eb38ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まとい
| 作成日時：2016年3月15日 13時
