30.暗号…… ページ31
◆伊吹
ヴヴ……
伊「ん……お、Aだ」
404待機中、Aからメッセージが来た。
Aあいちゃんおしとかを。づて
伊「んん?」
志「……どうした」
伊「Aから暗号」
志「暗号?」
と、覗き込んでくる志摩。
志「……暗号だな」
Aあいちゃ
あち
カム
ちかう
にゃ
志「急な猫。そして何を誓った」
伊「可愛い」
Aあいちゃん
[完]
志「くっ……終わった…っ」
伊「っくく……」
ダメダメ。笑っちゃ……
きっと予測変換とか使って一生懸命打ってんだ。
Aてんてん
わかんない
伊「てんてん……?」
志「濁音のことじゃないか」
伊「あぁ」
画面をスクショして、【ここおすんだよ】と文字を入れて送信。
その15分後……
Aあいちゃんおしごとがんばって!
伊「……ふ、」
ありがとう!明日ぜったい早くかえる!
Aまってるれへ!
伊「れへ……?」
もしかして、フリック入力してる?
Aなにる
ふりっくにゅうりょく
Aあちみゃんが上とか下に指うごいてた!
すげー!
伊「やっぱり使いこなすのはえー」
会いてぇー。
伊「ぅー……」
志「……」
昼飯を食べて、午後は密行。
志摩が運転席に座った。
伊「機捜404から1機捜本部、これから重点密行に向かいます」
<1機捜本部了解>
車を走らせてすぐ……
伊「ん?志摩ぁ、どこ行ってんの?そっち……」
志「初日なんだし、少しくらいいいだろう」
伊「志摩ぁ……志摩ちゃぁん!」
志「戯れるな!運転中」
志摩は俺の家の方に車を走らせた。
家に着くなり、バタバタと部屋に入った。
伊「Aー!」
『! あいちゃん!』
パタパタと駆け寄ってきて、飛びついてきた。
今まで一時も離れなかった故、たった数時間離れただけで寂しいものだ。
『あいちゃん早い』
伊「……ごめん。ちょっと立ち寄っただけでまた仕事戻んなきゃ」
『ぅ……』
伊「……志摩ぁ、連れてっちゃダメ?」
志「……だ」
『あいちゃん、私待ってるよ』
伊「……大丈夫?」
『うん!あいちゃん、お仕事頑張って』
伊「ぅー…」
志「お前、子離れできないタイプだな」
伊「じゃ、何かあったら…なくてもLAIMしてね!」
『うん!』
・
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ハノン(プロフ) - 完結おめでとうございます‼︎ (4月16日 8時) (レス) @page50 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - はわ、、、結婚ですか💍はわわ、、、お返事はどうなるんでしょう😇楽しみにしています。 (4月12日 16時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
karen11061999(プロフ) - 最高です。更新待ってます! (11月19日 20時) (レス) @page35 id: b38f00e9bf (このIDを非表示/違反報告)
課長封月X(プロフ) - お礼の仕方、、、。切なくて苦しいです、、。お話大好きです!更新楽しみにしてます! (10月18日 0時) (レス) @page27 id: 160d503e2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん(プロフ) - 最高すぎてお気に入り登録させてもらいました!!更新楽しみにしてます☺︎ (8月10日 3時) (レス) @page12 id: 96f35707a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さめ | 作成日時:2023年8月3日 14時