18.慣れ ページ19
◆伊吹
九「そう。綺麗に書けてる」
伊「……」
志「伊吹、仕事しろ」
伊「Aと九ちゃんが仲良くなってる」
面白くないっ！
午後にはすっかり九ちゃんに慣れたAは、ずっと文字や勉強を教えて貰っていた。
陣「他のやつにも慣れさせた方がいいだろ」
伊「勉強なら俺が教えるのに」
志「手が空いてんだから書類整理しろよ」
伊「んー……」
『あいちゃん、書けたっ』
そう言って、きゅるっきゅるな笑顔で紙を見せてくるA。
紙には【伊吹A】と書かれていた。
伊「……許す！」
『？』
志「上手に書けたな」
『きゅーちゃん、もっと教えて！』
九「じゃぁ、次は算数しましょう」
伊「……やっぱ面白くねー」
志「俺に慣れるより早くねえか…」
それから数時間後……
401は密行へ、404は隊長が気を利かせて分駐所待機を基本とした。
伊「……Aー。ずーっとテキストとにらめっこしてて楽しいの？」
Aは今日1日、ずっと勉強をしている。
『うん、楽しいっ』
伊「勉強が楽しいなんて、俺思ったことねぇ……」
志「楽しいってことは、理解してるってことだ。地頭がいいんだな」
『あいちゃん、ここ教えて？』
伊「はいはーい！ んーとね…………志摩ﾁｬﾝ、教えて？」
志「はぁ？」
伊「連立方程式とかもう忘れた……」
志「連立……もう中学の問題までやってんのか！？」
そっからまた数時間、俺はぼっち。
今度は、志摩が勉強を教えて時間が過ぎていった。
『……』
志「……そろそろ寝るか」
『ん……』
伊「んじゃ、仮眠室行こう」
夜11時。コクンコクンと身体が前後しだしたA。
眠そうにしているAを連れて仮眠室の布団に転がせた。
伊「おやすみ」
『あいちゃんは……？』
伊「俺はまだ仕事だから、後でね」
『一緒に寝る』
伊「……じゃぁ、Aが寝付くまでいてあげる」
これだけ眠そうにしてたらすぐに寝るだろう。
Aの隣に寝転び、いつものように頭を撫でていると、まもなく眠りについた。
・
・
・
志「……はぁ、全然戻らねぇと思ったら寝てやがる」
Aを仮眠室に連れていったあと、中々戻らない伊吹を呼びに来たら
一緒の布団で寝ていた。
志「…1時間だけ寝かせてやるか」
あとで伊吹の仮眠時間貰おう。
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ハノン(プロフ) - 完結おめでとうございます‼︎ (4月16日 8時) (
レス) @page50 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - はわ、、、結婚ですか💍はわわ、、、お返事はどうなるんでしょう😇楽しみにしています。 (4月12日 16時) (レス) @page47 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
karen11061999(プロフ) - 最高です。更新待ってます！ (11月19日 20時) (レス) @page35 id: b38f00e9bf (このIDを非表示/違反報告)
課長封月X(プロフ) - お礼の仕方、、、。切なくて苦しいです、、。お話大好きです！更新楽しみにしてます！ (10月18日 0時) (レス) @page27 id: 160d503e2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん(プロフ) - 最高すぎてお気に入り登録させてもらいました！！更新楽しみにしてます☺︎ (8月10日 3時) (レス) @page12 id: 96f35707a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さめ
| 作成日時：2023年8月3日 14時
