04. 記憶喪失 ページ5
◆志摩
桔「記憶喪失…？」
伊「自分の名前も思い出せないみたい」
昼休憩を利用して女性の様子を見に行くと意識が戻っていた。
話を聞こうと思ったが、何を聞いても覚えてないと答えられた。
志「医者によると彼女の怪我は、腹部は2箇所刃物で刺され、腕にも複数の切り傷があったそうです」
陣「事件性が高いな」
桔「調べてみる必要がありそうね」
九「どうやって調べるんですか？前足も分からないんですよね？」
桔「…彼女に、少しでも思い出してもらう他ないね……志摩と伊吹は引き続き彼女の事を調べて」
志「はい」
伊「りょーかいっ」
隊長に言われ、昼休憩後も彼女の元へ向かった。
伊「やっほー、また来たよ」
『…こんにちは』
伊「…何か思い出したことある？って、さっき起きたばっかだもんねー」
『…』
志「些細なことでもいいんだ」
彼女はただ首を横に振る。
志「…あなたの怪我を見て、何らかの事件に関わっている可能性が高いんです。事件に関係なくてもいい。何か短い単語でも…。なんでもいいので、思い出したらメモしておいて下さい」
『…はい』
志「…」
伊「…それじゃぁ、また来るから。早く元気になってね」
伊吹が傷に触らないように優しく頭を撫でた時、彼女がハッとした表情をした。
『…あの、』
伊「ん？」
『前にも…同じことが』
志「…前にも記憶を失った事があったんですか？」
『それは、分からないけど…今、伊吹さんが頭を撫でてくれた時…前にもよく、元気がない時に…頭を撫でてくれた人が近くにいた気が…』
伊「その人の事、思い出せる？」
『……すみません』
思い出そうとする仕草はするが、簡単に出てこないようだ。
志「ゆっくりでいいので、大丈夫です」
『…私、戻らなきゃって、思って、、』
伊「戻る…？」
『どこに戻るのかも、思い出せないけど…戻らなきゃって気持ちが、ずっとあるんです』
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しの(プロフ) - さめさん» いつも楽しく見させていただいてます！あの、新しい小説のリクエストってしてもよろしいでしょうか…？ (2022年12月4日 9時) (
レス) id: 1394af13da (このIDを非表示/違反報告)
さめ(プロフ) - 404大好きさん» お手数おかけします。お話選択の上の【●お名前】にて本名、【●登場人物設定】で偽名の入力が出来ていれば変更されるはずです…。もし変更されなければこちらでも原因を探してみます。 (2020年9月24日 18時) (レス) id: 91f99e01e1 (このIDを非表示/違反報告)
404大好き - 名前変換ができません。 (2020年9月24日 8時) (レス) id: dcc3de374e (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - さめさん» 返信して頂き、ありがとうございます！過去編も拝見させて頂きましたぁぁぁ！！更新される度に嬉しくなります。これからも応援しております！ (2020年9月21日 17時) (レス) id: 329b271bd3 (このIDを非表示/違反報告)
さめ(プロフ) - 向日葵さん» ありがとうございます！気に入っていただけてうれしいです＾＾無事に本編完結できましたっ。現在、過去編を執筆中です。是非そちらもご愛読ください！すでに見て頂いてたらすみません(*_*; (2020年9月19日 22時) (レス) id: 2020bfd487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さめ
| 作成日時：2020年9月1日 0時
