不思議な共同生活 (ページ10)

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家出ページ10

目を覚ますと隣に居るはずのAの姿は無かった

大倉「A？A？って・・・」

横山「朝からうるさいねん、どないしたん？」

大倉「Aおれへんねん」

横山「おらんて、どういう事やねん！」

横山「これなんや？・・・何やねん！どうしてこんな事になんねん、大倉説明せーや！」

大倉「俺昨日・・・」

横山「昨日どうしてん」

大倉「昨日無理矢理あの時の話聞いてん」

横山「アホか！何でそんな事すんねん、自分で話すまで待てゆうたやろ？」

大倉「待たれへんかってん」

横山「んで、どーしたんや」

大倉「出て行くってゆうから、あかんて・・・」

大倉「俺のせいや、俺が触れちゃあかん所こじ開けてもーたんや」

横山「泣いててもしゃーないやろ？とにかく探すぞ」

大倉「何処探したらえーねん、俺らAの事何も知らんやん・・・」

横山「・・・公園！公園や、とりあえず片っぱしから猫の居る公園探すで」

大倉「何で公園やねん」

横山「前にゆうてたんや、昼間俺らおらん時は公園で捨て猫と遊んでるって」

大倉「解った、とりあえず探そ」

１日探し回ったけど、見つからなかった・・・

横山「何処行ってもーてん、Aの居場所は俺らん所違ったんか？」