温泉2 ページ49
夜中ふと携帯に目をやると、大倉さんからの着信が凄かった
怒ってるのかな？そう思うと連絡出来なかった
「横山さん？大倉さんからめちゃくちゃ電話入ってます」
横山「えーやん、ほっとけって」
「でも・・・」
横山「しゃーない、俺がするわ」
横山「もしもし？何やねん」
大倉「何してんねん！今何処やねん」
横山「ずっと行きたかった温泉来てんねん」
大倉「はなちゃんは？一緒？」
横山「はなちゃんはひなの所預けた」
大倉「ずるいわぁー俺も行きたかった」
横山「あかんよ、お前が一緒やったら家と変わらんやん」
大倉「A喜んでるやろ？露天風呂好きやって言ってたから」
横山「凄いテンション高かったで(笑)可愛いねん食べてしまいたい位やわ」
大倉「明日には帰ってくんねやろ？」
横山「そやな」
大倉「今日は我慢しとくわ、楽しんで」
横山「おー、ほな」
「怒ってました？」
横山「Aは何も心配せんと楽しんだらえーねん、なっ」
「はい」
横山「何や起きたら又したなってんけど・・・(笑)」
「もう私壊れちゃうよ(笑)」
横山「風呂入ろか？夜もキレイやで」
「本当に・・・星ってこんなにあったんだぁ」
横山「せやな・・・東京におったら気付けへんわな」
「こんな素敵な所に連れて来てくれてありがとう」
横山「Aの笑顔見たくて頑張って来たんやで、俺も嬉しいわ・・・」
横山さんに抱きしめられながら、暫くお湯に映る月を眺めていた・・・
「横山さん？朝ごはん食べましょ」
横山「朝から食われへんよ」
「いいから(笑)起きて」
横山「もぉー解ったて」
「何でこんな美味しいんだろ」
横山「おかわりー」
「ねっ？温泉の朝ごはんて美味しいでしょ？(笑)」
横山「ほんまやで、今まで損してたわぁー」
「もう帰らなきゃいけないんだね・・・」
横山「又来よな」
「うん」
Aのこんな笑顔が見られるんやったら、何度だって連れて来てやりたい・・・そう思った
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作者名：BLUE ako | 作成日時：2018年1月8日 12時
