恋人 ページ45
大倉さんは何度も大丈夫・・・大丈夫を繰り返し言っていた、そう言われると余計不安になる。
大倉「なぁA又家出ようとか考えてへんよな・・・いややで、急に俺の側から離れていかんとってや」
「追い出されない限り、私の居場所はここだよ」
大倉「俺かて家はここしか無いねん、Aと一緒やで(笑)」
「そうだったね(笑)」
大倉「少し眠ろう、明日も仕事やし」
「うん」
朝早く玄関のチャイムが鳴る・・・
「こんな時間に誰だろう」
「はい」
女「あの忠義居ます？」
「えーと・・・どちら様でしょうか？」
女「私忠義の恋人だけど、あんた誰？」
「こちらで家政婦をしております」
女「何だぁ使用人ね、忠義居るんでしょ？」
「まだお休みかと思いますが」
女「良いから呼びなさいよ」
「失礼ですがお名前は？」
女「れいか・・・言えば解るから」
「少々お待ちいただけますか？」
女「早くしてよ、急いでるんだから」
「大倉さん？大倉さん？お客様ですけど」
大倉「もぉー朝から誰やねんなぁー」
「れいかさんとおっしゃる方が・・・」
大倉「はぁ？何でここ知ってんねん」
「私に聞かれても」
大倉「解った！すぐ行くからA部屋におってな、速攻追い返すし」
「はい・・・」
大倉「何やねん、何でお前がここ知ってんねんて」
「そっちこそ、急に引っ越すってどういう事よ！」
大倉「お前が留学決めた時点で別れたやろ？」
「それは忠義が勝手に決めただけでしょ？」
大倉「留学決めたって事は別れたいって事やんか、もうお前に未練無いから」
「私はまだ忠義の彼女だよね？もう帰って来たんだから、又一緒に暮らそうよ」
大倉「都合良い事言うなや、それにもう彼女おんねん、悪いけどもう来ないでくれるか？」
「どんな女よ！私以上に良い女なの？」
大倉「心も見た目もキレイやねん、もうそいつやなきゃあかんねん」
「あの使用人も気が効かないのね、珈琲位出せないの？」
大倉「今考えたら、お前の何処が良かったんやろな・・・もう思い出されへんわ」
「ムカつく、あんたなんかブスと楽しくやってたら良いのよ！」
大倉「帰れ！！」
大倉「A？ごめんな・・・もう大丈夫やから」
「強烈なキャラでしたね・・・びっくりしました」
大倉「何でここ解ったんやろ？メンバーしか知らんはずやのに・・・朝から最悪やな」
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作者名：BLUE ako | 作成日時：2018年1月8日 12時
