海外 (緑) ページ9
大倉「なぁ、海外行かへん?」
「一緒に?」
大倉「日本は又面倒やろ?色々」
「そうやね」
大倉「何も考えんと二人でのんびり出来る島のコテージの部屋取ったから、ずっとえっちな事して過ごせるわ・・・」
「何なん?それしか無いん?(笑)」
大倉「俺海も浅瀬でちゃぷちゃぷするくらいやし、海入ったらベトベトするやろ?いややねん」
「ほんまシティボーイやわぁ」
出発の朝急に連絡が来た
大倉「ほんまごめんやねんけど、急に仕事入って先に行っといてくれへん?」
「えー?1人で?ウソやん・・・一緒に行くって」
大倉「すぐに追いかけるから、なっ?」
「解った・・・」
「ありえへんわ、1人で海外なんて・・・」
しょーがなく1人で目的地に到着、周りは海しか無いし・・・とりあえず海でも行ってみるか
キレイな青空、キレイな海、最高やん・・・1人じゃなきゃ
浜辺近くのお店でコーラとパンを買って1日を過ごす・・・癒されたからよしとしますかぁ
ってまだ来てないかぁ、連絡してみようかな?
あっ!留守電やわ
大倉「ごめん、デカい仕事入って来て断れへんかってん、1人で楽しんで」
うそやろ?マジで?何やねん
アホくさ・・・どんだけ楽しみにしてたか
いつも旅行ってダメになるけど、今回は海外だから大丈夫なんて思ったのにな・・・
明日帰ろう・・・ここに居たら悲しくなるだけ
ふと人の気配がして振り返ると彼が居た
大倉「お待たせ・・・ごめんな」
「何してるん?大きい仕事は?」
大倉「Aには変えられへんよ」
「もー、私の感情めちゃくちゃや」
大倉「A泣いてるやろな?って思ったから、正解やったな」
「でも来てくれて嬉しかった・・・ありがとう」
大倉「さっ!お楽しみタイム、ずっと離さへんから覚悟しときや」
「もう離したら嫌・・・ずっとこのまま」
大倉「少し日焼けしたんちゃうか?」
「1日海見てたから・・・」
大倉「明日は一緒に遊ぼな?」
「うん」
波の音を聴きながら、月夜の灯りに照らされていつまでも彼の愛を確認した・・・
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作者名:BLUE ako | 作成日時:2018年1月7日 0時