突然のプロポーズ (黒) ページ8
最近きみたかの背中しか見て無い・・・仕事に行く後ろ姿、デスクで仕事する後ろ姿、テレビを見てる後ろ姿
たまには構ってよ・・・私ここに居るんだよ?
「ねぇ、たまには一緒に映画でも見ない?借りて来たんだぁ」
横「今忙しいねん、後でな」
「解った・・・ごめんね」
いつもこの繰り返し、同棲して2年最初は楽しかったけど半年を過ぎた頃から、きみたかの様子が変わって来た
もう冷めてしまったのかもしれない・・・こんなんじゃ結婚しても先は見えてる。もうこの部屋を出よう。そしてさよならしよう、今ならまだ傷は浅くて済む、彼を嫌いにならないで済む
1人で映画を見ている内に寝てしまった
横山「なぁ、何で泣いてんの?」
「えっ?泣いてなんか・・・あれ?濡れてる」
横山「そんなに感動作やったんか?この映画」
「そうだったのかな?あんま覚えて無いわ内容」
横山「最初から一緒に見ようや」
「仕事大丈夫なの?」
横山「やっと一段落や、ごめんな寂しい思いさせて・・・」
「きみたかの顔見ながらまともに会話したの久しぶりだな」
横山「そんな事無いやろ?喋ってんで」
「私この1年背中しか見て無かったよ・・・」
横山「ごめんて・・・又泣くなや」
横山「これからはもっと時間作るしAの好きな事いっぱいしよー!」
「私別れようって決めたばっかりなのに・・・」
横山「何でやねん、そんなん言うなって」
「だって・・・」
横山「俺な新しい生活始めるのに、家買ってもーてそれに向けて仕事もなんもフル回転やってな・・・A驚かそ思ってたん、台無しや」
「何?」
横山「俺と結婚せーへんか?いや、して下さい」
「はい・・・宜しくお願いします」
横山「良かったぁー嫌や言われたら俺もーどしたらええのか解らへんかった」
「ずっと寂しかったよ、きみたか」
横山「俺もやで、もう離さへんからな、幸せになろうなっA」
「きみたか・・・愛してる」
「愛してるでAお前だけや」
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作者名:BLUE ako | 作成日時:2018年1月7日 0時