地球の真ん中 (赤) ページ43
「さっきの男誰?他の男と口聞いてたやろ?」
「道聞かれただけだよー」
「道教えて何であんな楽しそうやねん」
「あまりの方向音痴さに笑っちゃっただけ、説明する逆ばっかり行こうとするから」
「あんま俺にヤキモチやかすなや」
「ごめんね・・・」
「あかん、今日はおしおきや」
すばるは私の腕を車のシートに縛り付け、目隠しをする・・・
「これでもう動かれへんから、俺のおもちゃやで(笑)」
「お願い、許して」
「あかんて、目的地までそのままなっ」
「いや・・・すばるが怪しまれちゃうよ」
「こんな夜遅くの車の中なんて誰も見てへんよ」
「ねぇ、何処に行くつもりなの?」
「ええから黙っとけって」
「なかなか赤信号になれへんなぁ」
「赤信号?」
「止まったらええ事したるからな(笑)」
「変な事しないでね」
「変な事って?何てして欲しいん?」
「いや、別に・・・」
「可愛く無いなぁー、こんなんされると思った?」
スカートの中に手を滑り込ませ、内腿をなでる・・・
「いやん・・・ダメだって、運転中危ないから」
その時赤信号で車が止まると、すかさずもっと奥まで手を伸ばす。
「もぉー危ないって・・・ダメ」
「辞めてええんか?ここはもっとって言うてるで」
すばるの指先が私を弄ぶ。
「さっ、目的地到着や」
「Aは俺のもんやから、印つけとかなあかんな」
そう言うと、すばるは私の身体中にキスマークをつけ始める
「ここから先はおあずけな(笑)」
そろそろえーかな(笑)そう言うと目隠しを外し腕も解放された。
目を開けるとそこには最高の夜景が広がっていた。
「ねぇ、ここ何処?」
「俺の好きな場所、たまに煮詰まるとここに来て曲作ったりしてんねん」
「素敵・・・こんな夜景独り占めなんてずるいよ(笑)」
「いっぺんAここに連れてきたかってん」
「ありがとう・・・最高の気分だよ」
「空見てみ、凄いやろ?」
「えっ?星ってこんな沢山あったっけ?キレイ・・・」
「地球の真ん中に居る気せーへん?」
「うん、上を見ても下を見てもキラキラ・・」
「Aも負けへん位キレイやで」
「すばる・・・大好き」
「俺も好きやで」
キラキラに囲まれた寒空の下キスをした
ドSで、ロマンチックなすばる・・・又惚れ直しちゃったなっ
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作者名:BLUE ako | 作成日時:2018年1月7日 0時