ロケ (青) ページ42
「ここ、私の行きつけです」
「ええ感じの店やんかぁー、こんなんあったかな？」
「3年前位だったかなぁ、とにかく全部美味しいんですよ、お腹大丈夫ですか？」
「だいぶ時間経ってるから大丈夫やで」
「ホンマに先輩来てくれるなんて思わなかったです」
「約束したやろ？俺口約束嫌いやねん」
「その感じ変わりませんねー(笑)」
「Aめちゃくちゃ綺麗になったなぁ、最初誰かと思ったで」
「そんなお世辞言う様になったんですね」
「お世辞ちゃうで、ほんまやって」
「ありがとうございます。先輩も大人の色気やばいです」
「嘘やん、そんなん言われた事ないで(笑)」
「私の男を見る目は間違って無かったって事ですね」
「もう、だいぶ酔って来たけど、この酒何？」
「テキーラベースだから、後からきますよ」
「マジかぁーAだいぶやばいねんけど」
「大丈夫ですか？ホテル帰れます？」
「タクシーで帰るから大丈夫やで」
大丈夫やでの後ぐっすり眠ってしまい、ホテルの名前も聞けず、とりあえず私の部屋に行く事にした。
「先輩？大丈夫ですか？」
「ん？ここ何処？」
「先輩寝ちゃったんで、とりあえず私の部屋に連れて来ちゃったんですけど・・・」
「今日泊めてーや、もう移動しんどいわぁ」
「狭くて良ければ寝て行って下さい」
「Aおいでーや」
「酔った勢いとか嫌ですよ」
「Aの事何とも思って無かったら、店まで行かへんよ」
「先輩・・・私ずっとずっと好きですよ」
「解ってる、何度も手紙くれてたやろ？知ってんで」
「読んでくれてたんですか？」
「当たり前やんか、手紙は全部目を通してるで」
「恥ずかしいな(笑)」
「何度も連絡しようと思ってたんやけど、俺なんかが電話したら迷惑やろなぁーと思って、今日会えたのは運命やと思うねん」
「安田先輩・・・好き」
「俺もやで・・・A」
酔った勢いの1晩だけの事でも良い・・・憧れの安田先輩とひとつになれるなら。
朝目が覚めるとテーブルに先輩の連絡先とA好きやで・・・の文字
夢じゃ無かったんだぁ・・・本気になって良いのかな？
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作者名：BLUE ako | 作成日時：2018年1月7日 0時
