幼馴染 (橙) ページ37
まるちゃん、あたし大きくなったらまるちゃんのお嫁さんになる・・・幼稚園の頃そんな可愛い事を言ってた幼馴染のA
今はいっぱしの社会人で全く連絡もよこさない、俺も忙しかったからすっかり忘れてたけど、久しぶりに同窓会があると言うので参加する事にした
会場には懐かしいメンツが揃っていた、同級生と信じたく無いおっちゃんも沢山居て弄り倒して爆笑していると、肩をトントンと叩かれた
振り向くと、A?
「久しぶりだね、元気だった?」
「変わらんなぁ・・・って言いたい所やけど可愛いなったんちゃう?」
「いつからそんなお世辞言える様になったの?(笑)」
いや、マジやねんけど・・・ホンマに綺麗になって緊張するわ
「今何してんねん?」
「今?池袋にオフィスがあるから、今は東京で会社勤めしてる」
「嘘やん、何で東京居るのに連絡せーへんねん、飯でも行こうや」
「何?デート?(笑)」
「そんなんちゃうわ、リッチな俺がご馳走してやるって言うてんねん」
「なぁんや、幼馴染のまんまやね(笑)まぁ帰ったら連絡するわ」
それから数週間後、見慣れない番号から電話がかかってきた
「はい」
「まるちゃん?」
「何や、Aか(笑)」
「何やって失礼やなぁ、まるちゃん連絡せーてゆうたんやろ?」
「ごめんて、俺Aの連絡先登録してへんから誰かと思ってな」
「今日暇やねん、ご飯いけへん?」
「いきなりやなぁ、今日は仕事終わるの10時過ぎるで」
「まぁええわ、それまで1人で飲んでるし、終わったら連絡してな」
「大丈夫か?1人で酒飲めるなんて大人んなったな(笑)」
「アホちゃう?同級生やんか(笑)」
「そうやった・・・ちっちゃい頃のイメージ残ってるからな、ほな終わったら連絡するな」
「うん、お仕事頑張ってねー」
いきなり連絡よこして、俺どんだけ暇だと思われてんねやろ(笑)
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作者名:BLUE ako | 作成日時:2018年1月7日 0時