待つ男 (紫) ページ35
すばるに別れようと言われた・・・と泣いて連絡が来たすばるの彼女のAに会いにいく。俺はどんだけお人好しやねん
「おーA久しぶりやな」
「いつもごめんね・・・私どうしたら良いのか解らなくて」
「えー加減解ったれや、あいつの性格」
「だって・・・」
泣き虫なAを頭をポンポンしてやった
「最近デートのキャンセルされちゃうから怒ったら、友達とご飯とか、お母さん来てるとか、私はどうなの?って・・・そうしたらお前しんどいって・・・別れようって」
「そらしゃーないわ、すばるにとったら彼女は絶対ちゃうねん。家族や友達が大事でその後彼女やからな」
「そんな・・・私は3番目って事?そんなの嫌」
「そうやで、せやからお前も自立せー。すばるが全てみたいなん辞めなあいつと付き合われへん言うてんねん」
「じゃ私は無理だよ・・・彼氏には1番で居て欲しいもん」
「ほな別れたらえーやん、俺A拾ったるから(笑)」
「拾うって・・・」
「俺好きになったら一途やで(笑)」
「・・・」
「何や、俺じゃあかんのか?こんなにAの事・・・」
「・・・」
「天才と付き合うには、それなりのリスクがあんねん、俺は凡人やから気楽やで(笑)」
「そんな・・・村上君は努力で才能を身につけた人だよね。それは誰にも奪えない物だよ、自信もって」
「ならAの事も努力で幸せにしたるから、俺んとこ来いや、俺支えてもうたらもっと頑張れると思うねん」
「村上君嬉しいけど、そんなに簡単にすばる忘れられないよ・・・」
「今までも待ってたんや、いつまでもAの心が癒えるまで待っててやるから」
「じゃあそれまでは今まで通り友達で居てくれる? 」
「下心ありありやけどええかな?(笑)」
「うん(笑)」
こうして半年後正式に彼氏と認めてくれて、付き合う事になった。 相変わらずの甘えんぼで面倒やけど、今の俺を支えようと頑張ってくれている。その気持ちに応える為にもAを絶対に幸せにしたらなあかんねん。
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作者名:BLUE ako | 作成日時:2018年1月7日 0時