妄想日和～短編集～ (ページ18)

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別れ (緑) ページ18

3ヶ月ぶりの再会、忠義はテンションMAXで帰って来た

「やっと逢えたね・・・A」

「おかえり・・・」

「ちょっと話があるんだけど・・・」

「そんなん後でえーやんか？やっと逢えたんやから」

忠義は私の気持ちも知らず私に貪りついている、もう何の感情も無いのに抱かれると反応してしまう・・・。MAXに達した所で話を切り出し始めた

「あのね、私達終わりにしない？」

「こんなに愛し合った後で何ふざけてんねん(笑)」

「ふざけてないよ・・・」

「もぉー寂しかったんやな、ほらおいで」

「そうじゃない！もぉ無理なの」

「解ったて、もっかい抱いたるから」

そんなんじゃない、忠義は私の話を無視して何度も私を抱いた・・・もう嫌だ・・・無理なんだよ、解って忠義

「忠義ごめん・・・私好きな人が出来たの、優しくて結婚を前提に付き合って欲しいって言われてる、だから・・・もう終わり」

「何でそんな事・・・いややって・・・別れたく無いって」

「ごめん・・・さようなら」

彼女は振り向きもせず部屋を出て行った

たった3ヶ月、それが2年の付き合いを無かった事になんてでけへんよ・・・

俺何かした？傷つけた事も困らせた事も無かったはずやのに・・・

居なくなったベッドの彼女の温もりだけをいつまでも抱きしめていた

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