別れ(緑) ページ17
なぁ俺の事見て・・・何で振り向きもせず帰るん?君の背中がさよなら、これで終わりと言ってる
付き合って2年
何となくときめきも薄れて惰性で一緒に居る気がしてた。
でも会えば嬉しいし、彼と一緒に居るだけで幸せになれた
そんな時に彼から大きなプロジェクトの立ち上げを任されて3ヶ月程戻れないとの話を聞いた・・・。お互い行き来しようねと約束したけど、やはり忙しく1度も会えて居ない
「なあ、何でけーへんの?寂しいやんか」
「私も忙しくて休み無しで働いてるの、忠義が来てよ」
「俺かて休み無しで夜遅くまで働いてんねん」
「じゃ無理して行ってもゆっくり出来ないじゃない?」
「そーやけど・・・顔見た無いん?」
「そんな訳無いじゃない?」
「とにかく時間見つけて来て、なっ?」
「解った」
最近電話しても喧嘩ばかりだ・・・疲れちゃったな
そんな時に仲良しの同僚から飲みに誘われた
「どうした?最近元気無いねー」
「彼と上手くいって無くてね」
「そうなんだぁ・・・俺にしとけよ」
「はぁ?ふざけてるの?」
「ずっと彼氏に遠慮してたけど、そんな事をなら立候補する、結婚を前提に付き合って」
「もぉからかわないで」
「俺真剣だから、真面目に考えてくれないか?」
彼とは同期で仕事の愚痴や仕事の悩み何でも話して来た気楽な存在
そんな風に思ってたなんて・・・意識しちゃうじゃない?
その日は終電間際までとことん飲んだ
彼を男として意識した事無かったけど、性格も見た目も悪く無いんだよねー・・・あっもう気持ちが奪われてる・・・やばっ
忠義が戻って来るまでの1ヶ月、同僚のアピールは続いた。私が多くを語らなくても察して手を差しのべてくれる、本気で好きになってしまった・・・
忠義とちゃんとけじめ付けなきゃ・・・
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作者名:BLUE ako | 作成日時:2018年1月7日 0時